前引けの日経平均は17,449.59円の18.54円高、TOPIXは1,268.39ポイントの6.69ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,713、値下がり銘柄数は419。出来高は10億8,429万株、売買代金は1兆4,775億円。
FRBが再度緊急利下げを発表したが、今後の緩和余地が乏しくなることや新型コロナウイルスに利下げは効かないという見方から、時間外取引でNYダウ先物は急落した。
日経平均は取引開始早々17,185円(245円安)まで売られたが、各国が財政出動を含めた協調体制を取ることが期待され、もみ合い水準に戻した。
ソフトバンクグループが買われ、任天堂も高く、KDDIとドコモの上げも目立った。
ACCESSは2021年1月期の業績改善見通しが好感されストップ高となった。
マネジメントソリューションズは3月末に1対3の株式分割を行うため、権利取りの動きで反発した。
その他、米国の報告で、新型コロナウイルスは加湿器を使い、湿度を50%にすると活動が収まったことが判明したため、加湿器関連としてダイニチ工業(5951)が急騰した。
一方、ホンダやアイシン精機といった自動車関連株が売られ、長谷工や大和ハウスなどの建設株も安い。
クラボウは大幅反落となり、シスメックスは野村証券による目標株価の引き下げが影響した。
業種別上昇率上位は空運、水産農林、陸運、証券、紙パルプで、下落率上位はゴム、鉱業、輸送用機器、保険、建設。