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コラム2020年4月13日

【本日のマーケット】

4月13日(月)のマーケット                                                                   

イースター休暇のため欧米市場が休場となっている状況では、東京市場は薄商い症状。東証1部の売買代金は1兆6,513億円と1月29日以来の低水準となりました。買い板が薄いところに売り物が出たために、日経平均は一時、1万9,014円と1万9,000円割れ寸前まで下落を見せる場面も。東証33業種中31業種が下落、上昇は鉱業と農林・水産のみ。

週末に安倍首相が緊急事態宣言を発令した7都府県の全事業者に対し、オフィス出勤者を最低7割削減するよう訴えたため、経済への打撃が警戒され回復に時間を要するとの見方が広がりました。また、本日は日銀によるETFの買いが入らないという観測から、後場に入り日経平均は下げ幅を拡大することとなりました。観測通り、本日の日銀のETF買いは見送られております。

チャート上では下値を切り上げて来たローソク足は、4月3日以来の5日移動平均線割れ。

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【NEW乾坤一擲】                                                                           
日本証券新聞4月14日(火)紙面1面記事掲載

・四面楚歌の株価 「変化の方向」探る時 VIX指数も分岐点に

株式相場は、さながら四面楚歌の状況にある。前週末(10日)、日経平均は一時1万9,500円台を回復。しかし、一時的な中間反騰に終わり、再び谷間に突っ込むとの警戒論や観測がマーケットでは絶えず、13日は反落した。

つい最近、電話取材で直(じか)に耳にした日経平均の下値メドに8,000円説(1万8,000円ではない!)があった。ハッキリした根拠があるわけではない。恐怖が先行する波乱相場では、誰だってそうだろう。経験とカンが頼りだ。ちなみに、8,000円を唱えた方の株式投資歴は半世紀以上に及ぶ。1930年代当時の大恐慌相場や90年代のバブル崩壊相場を踏まえると、新型コロナウイルスによる経済への壊滅的打撃によって、紆余(うよ)曲折を経ながらも、ここから半値以下になっておかしくない、というのだ。

私の見方は違う。騰落レシオの異常値や未曾有の過剰流動性、総合乖離(かいり)率をベースにまとめた当欄37、38、39回と変わっていない。「超悲観論者には能天気な楽観論に映るだろう」と39回で書いたように、短期的には2万円台回復を目指す、とみる。

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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4月13日(月)☆[概況/大引け]

7都府県の出勤者7割削減要請が警戒され下落。建設株が軟調。SHIFTは大幅続伸

大引けの日経平均は19,043.40円の455.10円安、TOPIXは1,405.91ポイントの24.13ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は380、値下がり銘柄数は1,740。出来高は10億5,607万株、売買代金は1兆6,513億円。
安倍首相が緊急事態宣言を発令した7都府県の全事業者に対し、オフィス出勤者を最低7割削減するよう訴えたため、経済への打撃が警戒され、日経平均は19,000円に接近した。

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