4月14日(火)のマーケット
日経平均は大幅上昇で1万9,600円台に到達。ターゲットと目されていた3月25日の戻り高値1万9,564円を上抜いて、2万円の大台も視野に。ショートカバーが中心とはいえ、これにより、騰勢に一段と弾みがつきそうです。
トランプ大統領が経済活動の再開計画は完成に近いと述べたことが好感され、自動車、非鉄、電機が大きく上昇。また、中国の3月貿易統計で輸入が増加したことから、中国向け輸出の回復期待が高まり、経済活動正常化期待で買戻しの流れに拍車が掛かりました。
昨日、巨額の投資損失が明らかとなったソフトバンクグループ(SBG、9984)は、ウリ気配スタートで寄り付き直後の4.1%安(175円安)から、後場には一時5.7%高(243円高)まで買い直され、市場のセンチメント改善を象徴するような展開に。先に大幅減の決算発表を行った安川電機(6506)も7日続伸で7.5%高(230円高)となるなど、「アク抜け」から悪材料出尽くしとなっています。
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注目記事 Pick up
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【コロナ相場 緊急再点検 「浮かぶ株、沈む株」】
日本証券新聞4月15日(水)紙面1面記事掲載
・一時662円高 織り込む“超悲観” 実力株の下値に的
コロナ相場の浮き沈みが目まぐるしい。14日、日経平均は一時、662円高。前日の急反落から一転して、買い優勢の展開となった。大引けは595円高の1万9,638円。地合いが定まらないこうした乱高下は、それだけ市場心理が揺れ動いている証拠だ。そこで、株式投資の足場を固め直すため、株価・政策効果を含む3つの角度から、マーケットでの有力な見解を参考にしながら、コロナ相場を緊急再点検した。
・株価と政策 日経平均 もちあい放れの急所に 「追加の財政出動」期待も
日経平均は14日、後場に入って一時、1万9,705円まで上昇した。朝方突っ込んだソフトバンクグループ(9984、別項の記事参照)の持ち直しや、例によってファーストリテイリング(9983)の急反発による指数押し上げ寄与があるものの、トヨタ(7203)、ソニー(6758)、東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)、TDK(6762)といった優良株や実力株が再び頭角を現している。
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今日の市況概況
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4月14日(火)☆[概況/大引け]
米経済活動の再開期待で自動車や海運、鉄鋼が買われた。小売やサービスなど内需株も高い
大引けの日経平均は19,638.81円の595.41円高、TOPIXは1,433.51ポイントの27.60ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,649、値下がり銘柄数は465。出来高は13億689万株、売買代金は2兆2,679億円。
トランプ大統領が経済活動の再開計画が完成に近いと述べたことや中国で3月の輸入が人民元建てで前年同月比2.4%増となったことが好感された。
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