大引けの日経平均は19,550.09円の88.72円安、TOPIXは1,434.07ポイントの0.56ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は556、値下がり銘柄数は1,574。出来高は14億8,903万株、売買代金は2兆5,279億円。
IMFが世界経済見通しを下方修正したことで、日経平均は反落した。
追加経済対策で、所得制限なしに国民1人当たり現金10万円の給付の実現が期待され、後場はもみ合い水準に戻したが、円高進行と時間外取引でNYダウ先物が下落したことが響き、終盤再び弱含んだ。
米国でJPモルガン・チェースが貸倒引当金の積み増しにより大幅減益となったため、三菱UFJFGを始めとするメガバンクも売られた。
IMFによるマイナス成長予測で、ファナックや海運株や鉄鋼株も安い。
一方、任天堂はゲーム機「スイッチ」の出荷再開を発表したことで買われた。
ソニーは人工呼吸器の生産協力検討と報じられ上昇した。
テレワーク関連で富士通が買われ、食材需要増加を受けイオンも高い。
ベイカレント・コンサルティング(6532)はコンサルタント増員により、デジタルトランスフォーメーション関連の案件獲得が増え、大幅増益となり年間配当を35円増配の90円と発表したため、ストップ高となった。
業種別下落率上位は鉱業、海運、証券、紙パルプ、鉄鋼で、上昇率上位は空運、陸運、食品、その他製品、精密。