大引けの日経平均は19,669.12円の228.14円安、TOPIXは1,432.41ポイントの10.13ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は1,060、値下がり銘柄数は1,035。出来高は10億6,542万株、売買代金は1兆9,656億円。
厚生労働省が車に乗ったまま検査を受けるドライブスルー方式を含めPCR検査を拡充する方針を示したため、感染者数が増加し、5月6日までの外出自粛要請が延長される可能性があると警戒された。
指数寄与度の高いファーストリテイリングが売られ、病院が新型コロナウイルスへの対応に忙殺されているため、緊急ではない手術は後回しにされていることから医療器具のオリンパスや朝日インテックが安い。
東京海上などの保険株も売られ、工事中断で建設株も調整している。
一方、東証1部の小型株指数は下落を免れ、上昇銘柄数と下落銘柄数は拮抗した。
バーチャル株主総会関連のアステリアは3日連続ストップ高となり、サブスクリプション(定額制)ビジネス支援サービスで、デポジット(預かり金)機能の追加を発表したテモナ(3985)は、運転資金の確保に苦しんでいる企業にとって朗報となることから、ストップ高となった。
飛沫感染防止用ビニールカーテンのウェーブロックも一時ストップ高となった。
業種別下落率は精密、保険、その他製品、建設、鉱業で、上昇率上位は証券、銀行、ノンバンク、鉄鋼、不動産。