4月20日(月)のマーケット
本日の日経平均は反落。PCR検査の拡充方針で感染者が拡大すれば、GW明けの緊急事態宣言解除は困難との見方が広がりました。日経平均は228円の反落となりましたが、前週末に607円高を演じた反動との側面が強く、想定内の動きとも言えます。
一服商状の東証1部とは裏腹に、新興市場は活況を呈しておりジャスダック平均は11連騰、マザーズ指数は6連騰とさながらバブルめいており、ストップ高となる銘柄も数多く見られます。個人の参加で買いの回転が効いており、中小型株への資金流入は継続している模様。
日経平均のチャート上では、5日移動平均線がサポートとなっており、一目均衡表の雲が目前に迫って来る株価位置となっております。
先般、サウジとロシアの協調減産が発表されましたが、原油相場の下落が止まらず、WTI原油先物は1バレル14ドル台と21年ぶりの安値を付ける場面も見られました。マーケットでは原油先物の限月交代に絡んだ取引との声が聞かれました。
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【NEW乾坤一擲】
日本証券新聞4月21日(火)紙面1面記事掲載
・日経平均 「短期の関門」にトライ 中・長期ではV字回復コースへ
谷底へ突き落されるような崩落劇が始まったのは2月25日。もうじき、丸2カ月を迎える。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)によるパニックで3月19日には1万6,552円と、1月高値2万4,083円から31%下落。そこから4月17日には1万9,897円まで戻したものの、週明け20日は反落し、戦々恐々としたムードがマーケットに横溢(おういつ)している。
先日、証券会社のリポートに面白い表現を見かけた。カタカナの「レ」の字型の回復論だ。
景気・企業収益、あるいは株価が底打ちから回復に向かう歩みを文字の形に置き換えて表現する観測法がある。鋭角的に回復する威勢の良い「V」字型や、いったん戻って再び落ち込み、あらためて出直る「W」字型、底値形成が緩やかな「U」字型、底値からの回復が微弱にとどまる「L」字型など、いろいろだ。
カタカナの「レ」字型は言い得て妙。平仮名の「し」に比べると、ちょっと反発力が強い感じも受ける。もっとも、先行きを警戒する向きの間では、いったん回復しても頭を押さえられる、との見方が大勢。ただし、その場合でも、結局は振り出しに戻る「M」字型と、最後は前のレベルまで駆け上がる「N」字型とではまるで違う。
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今日の市況概況
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4月20日(月)☆[概況/大引け]
反落。PCR検査拡充で感染者数が増えると、外出自粛要請の延長につながると警戒。東証1部の小型株指数は下落回避
大引けの日経平均は19,669.12円の228.14円安、TOPIXは1,432.41ポイントの10.13ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は1,060、値下がり銘柄数は1,035。出来高は10億6,542万株、売買代金は1兆9,656億円。
厚生労働省が車に乗ったまま検査を受けるドライブスルー方式を含めPCR検査を拡充する方針を示したため、感染者数が増加し、5月6日までの外出自粛要請が延長される可能性があると警戒された。
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