大引けの日経平均は19,429.44円の291.49円高、TOPIXは1,425.98ポイントの19.08ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,866、値下がり銘柄数は263。出来高は11億7,262万株、売買代金は1兆8,927億円。
原油価格と米国株の反発が好感され、日経平均も反発したが、経済活動再開を目指す欧米に対して、日本は周回遅れのため積極的な買いは入りにくく、売買代金は低水準だった。
米国の経済活動再開期待でホンダ(7267)や海運株や非鉄株は堅調となった。
サイバーエージェントはゲームとインターネットテレビ「アベマ」が巣ごもり消費により好調で、好決算となったことで買われ、ZOZOは業績予想を下方修正したがアク抜け感への期待で高い。
こうした動きを受けて、明日決算発表を予定しているファナックもアク抜け感に対する期待が寄せられ、上昇した。
半面、エーザイは米国でアルツハイマー治療薬の申請が予想よりも遅れることが失望された。
神戸物産とアドバンテストが反落し、大塚商会は新型コロナウイルスによるテレワーク需要よりも、営業活動が十分にできないことや顧客企業の活動低下によるIT投資・商材購入の先送り、コピー機の従量制の保守収入の減少などのマイナスの影響の方が大きくなるという見方で続落となった。
業種別上昇率上位は鉱業、海運、非鉄、ガラス土石、金属で、下落は医薬品。