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速報・市況2020年5月7日

☆[概況/大引け] 全般もみ合い商状の中、新型コロナウイルスワクチン関連は人気を博した

大引けの日経平均は19,674.77円の55.42円高、TOPIXは1,426.73ポイントの4.53ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は1,118、値下がり銘柄数は989。出来高は13億5,134万株、売買代金は2兆2,877億円。
連休中の米国株安と円高を受けて、日経平均は朝方19,448円(170円安)となったが、売り一巡後に下げ渋りを見せた。
そして、中国の4月の輸出がドル建てで前年同月比3.5%増となり、4カ月ぶりに前年同月比プラスとなったことが好感され、後場は19,720円(101円高)となった場面もあった。
日経平均の上値は抑制され、TOPIXは小幅安で推移したが、新型コロナウイルスワクチン関連に対する物色意欲は旺盛な状況が続いた。
アイロムグループは国立感染症研究所と新型コロナウイルスワクチンの共同開発を始めると1日に発表したことで2日連続ストップ高。
アンジェスの新型コロナウイルスワクチン開発に参画している新日本科学はストップ高となり、AIによる抗原配列予測で開発に参画しているフューチャーも大幅続伸。タカラバイオ(4974)はアンジェスの新型コロナウイルスワクチンの生産を受託することで高い。
その他、米国商務省が5Gの標準設定において、中国のファーウェイとの協力を容認すると報じられたことを受けて、6日のナスダック市場では半導体株が買われた流れを引き継ぎ、東京エレクトロンやアドバンテストが買われた。
半面、緊急事態の期間延長を受けて、空運株と電鉄株が売られた。保険株も安い。
丸紅は資源エネルギー事業の減損計上で最終赤字となったことで下落した。
業種別上昇率上位はその他製品、金属、電機、建設、医薬品で、下落率上位は空運、保険、陸運、鉄鋼、非鉄。

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