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IPO2020年6月9日

新規上場紹介 Branding Engineer 7月7日 マザーズ ITエンジニアに特化して事業展開

Branding Engineer(7352)が7月7日、マザーズに新規上場する。

ITエンジニアの人材派遣などITエンジニアに特化した事業を行っている。事業は、①Midworks事業②メディア事業③FCS事業④その他――の4つに分類される。

①Midworks事業は売上高の約77%(2020年8月期予想)を占める収益の柱的な存在。ITエンジニアとITサービスの開発を行う企業をマッチングさせ、クライアントにITエンジニアを常駐させるSES(システムエンジニアリングサービス)事業および人材派遣事業を行っている。エンジアニアはフリーランス、同社が社員として雇用するエンジニア、外部協力企業のエンジニア。取り扱い案件は主として業務システム開発やウェブ系アプリ開発案件。

Midworks事業の20年8月期の売上高は23億5,800万円(前期比12.9%増)を計画している。上期(昨年9月~今年2月)は、顧客企業およびエンジニア双方へのサポート体制を強化した結果、稼働エンジニア数が前年同期比7.1%増と堅調に推移した。新型コロナウイルスの影響については、顧客企業とエンジニアの面談件数が減少した結果、新規獲得案件の減少を見込み、今期は1億3,000万円のマイナス影響が出ると想定している。一方、案件の継続率については顧客企業のエンジニア需要は高く、下期は上期と同水準での推移を見込んでいる。

②メディア事業は、ITエンジニアに有益な情報発信を行うメディア「Mayonez」とビジネスパーソンに有益な情報発信を行うメディア「Tap-biz」など複数のメディアを展開している。また、情報発信メディアの運営受託やコンサルティングサービスを行う「SAKAKU」サービスを提供。売上高は自社メディアの広告収入と「SAKAKU」の売り上げで構成している。

③FCS事業は、ITエンジニアを必要とする企業に受託開発サービスおよびコンサルティングを提供している。④その他は、ITエンジニアに特化した転職支援サービスのTechStars事業、ITエンジニアを目指す人を対象にプログラミング学習を提供するtech boost事業を展開している。

20年8月期の売上高の計画は、②が3億900万円(前期比3.6%増)、③は前期にあった大型の特需案件の契約終了で8,600万円(同62.0%減)、④のTechStars事業は7,800万円(同9.1%増) tech boost事業が2億3,000万円(同74.4%増)。

全体の業績は、売上高30億6,300万円(前期比8.7%増)、経常利益1億1,500万円(同19.4%減)の予想。

概要

●事業内容=企業に対してエンジニアリングリソースの提供を行うMidworks事業、メディア事業およびプログラミングスクール運営など
●本社=東京都渋谷区円山町28-3 いちご渋谷道玄坂ビル5F
●代表者=河端保志代表取締役CEO
●設立=2013年10月
●上場前資本金=6,109万8,000円
●発行済み株式数=513万3,400株(上場時)
●筆頭株主=河端保志(上場前37.69%)
●公募株式数=26万株
●売出株式数=13万6,200株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が4万株)
●仮条件=6月18日に決定
●ブックビル期間=6月22日から26日まで
●引受証券=SBI(主幹事)、大和、みずほ、あかつき、エイチ・エス、エース、岡三、極東、東洋、楽天、マネックス、水戸

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2018.8 2,448 101 14.62 0
2019.8 2,819 143 22.54 0
2020.8(予) 3,063 115 16.30 0
※単位100万円、1株利益は円

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