大引けの日経平均は23,124.95円の33.92円高、TOPIXは1,624.71ポイントの3.72ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は943、値下がり銘柄数は1,142。出来高は12億5,774万株、売買代金は2兆2,934億円。
NYダウ反落を受けて朝方は続落となったが、買いそびれていた投資家からの買いが入り、持ち直した。
タカラバイオ(4974)は新型コロナウイルス感染の有無を調べるPCR検査で、2時間弱で最大5,000件超を検査する手法を開発し、スイス製薬大手ロシュの手法に比べて処理能力が14倍以上向上することが歓迎され、ストップ高となった。
半導体マスク欠陥検査装置のレーザーテックが買われ、アドバンテストも高い。
ライクはライクキッズを完全子会社化することで上昇した。
DLEはamidusの子会社化と米Triller社に投資することで7日連続ストップ高となり、バイポーラ型蓄電池の古河電池は2日連続ストップ高。
半面、テレワークによるオフィス需要の減退と、所得や雇用への不安からマンションの購入意欲が減退していることを受け、三菱地所や野村不動産が安い。
モルガン・スタンレーMUFG証券が建設工事の減少による利益減少リスクから業界判断を「Attractive」→「Cautious」に下げたため、大林組や清水建設の下げも目立った。
業種別上昇率上位はサービス、化学、精密、医薬品、非鉄で、下落率上位は鉱業、不動産、鉄鋼、建設、保険。