大引けの日経平均は22,880.62円の229.99円安、TOPIXは1,599.20ポイントの14.53ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は444、値下がり銘柄数は1,633。出来高は9億4,567万株、売買代金は1兆7,748億円。
米中対立の影響で米国が香港と犯罪人引き渡し条約などを停止したため、香港株は売られた。
韓国は新型コロナウイルス感染者の急増を受け首都圏の防疫態勢を強化したが、経済活動の停滞が警戒され、韓国株は大幅安となった。
こうしたアジアの株安が重石となり、東証も下落した。
ソニーや東京エレクトロン、村田製作所など電機株の下げが目立ち、昨日買われた三井不動産を始めとした不動産株も反落した。
一方、茂木外相が東南アジアを訪問し入国制限の緩和について協議することが注目され、日本航空とANAは買われた。
日立金属(5486)は、日立が売却に向け入札準備と日経ビジネス(電子版)が報じたため、急騰した。
介護事業者のツクイは三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を引き上げたことで注目された。2021年4月の介護報酬改定について、処遇改善やADL(Activity of Daily Living=日常生活動作)維持等加算の引き上げを中心とするプラス改定を想定し、業績予想を上方修正した。
業種別下落率上位は電機、不動産、金属、輸送用機器、精密で、上昇は空運、鉄鋼、保険。