TOP  NSJアップデート  コラム  【本日のマーケット】10月22日(木)
コラム2020年10月22日

【本日のマーケット】10月22日(木)

10月22日(木)のマーケット                                                                   

前日の米国市場は反落。英アストラゼネカとオックスフォード大学が開発する新型コロナウイルスワクチンの臨床試験で被験者が死亡したと発表したため、早期のワクチン普及への期待が後退しNYダウは反落。NYダウは前日比97ドル安(0.35%安)の2万8,210ドル。ナスダックも反落。動画配信ノネットフリックスは7~9月期の新規会員数が220万人にとどまり、アナリスト予想の332万人を大きく下回ったことで売られた。ナスダック総合指数は前日比31ポイント安(0.28%安)の1万1,484ポイント。本日の東京市場はNY市場の反落を受けて下落してスタート。1ドル=104円台中盤への円高進行を受けて、買いの手は入らず下落基調。上昇を続けていた東証マザーズ指数の急落も投資家心理を悪化させた。大引けの日経平均は165円安の2万3474円。売買代金は1兆7740億円と2兆円割れが継続。TOPIXは17ポイント安の1619ポイント。

新興市場も下落。ジャスダック平均は4日ぶりに反落。出前館や歯愛メディカルが売られた。一方、今村証券は大幅増益を発表してストップ高。システムロケーションは業績上方修正で大幅高。決算ラリー前に利益確定売りがかさみマザーズ指数は大幅下落。HENNGE、弁護士ドットコムが売られた。GNIグループは4日続落。BASEの下げも目立った。新型コロナワクチン関連のアンジェスは一時半年ぶりに1000円割れ。対して、バンクオブイノベはゲームの中国配信を発表し上昇。

チャート上では5日移動平均線(2万3552円)を下抜け、25日移動平均線(2万3429円)で下げ止まった格好。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
注目記事 Pick up
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

非鉄株に“相場復権”ムード
日本証券新聞10月23日(金)紙面1面TOP記事掲載

LME銅、ニッケルなど強調 住友鉱は「雲」抜け

住友金属鉱山(5713)を中軸とする非鉄セクターに相場復権ムードが広がってきた。銅やニッケルのLME(ロンドン金属取引所)市況強調による収益環境の改善が進んでいる。22日、東証業種別「非鉄金属」指数は上昇率ランキングトップに躍り出た。住友鉱の場合、前日に好決算を発表したEV(電気自動車)メーカーの米テスラの関連銘柄でもある。関門と意識される日足・一目均衡表の「雲」も22日、上抜いた。

住友鉱は22日前場に一時、前日比85円高(2.51%上昇)の3,470円まで上昇。株価の抵抗帯となる日足・一目均衡表の先行スパン(いわゆる雲)上限ラインを再び越え、9月の戻り高値3,650円にトライする足取りに変わった。

同社は11月9日に今3月期第2四半期累計(2Q=4~9月)決算を発表するが、この時点で収益状況の底入れ・改善が鮮明になる可能性がある。

その背景にあるのが、LME市況の上昇だ。

住友鉱山(5713・日足一目均衡表)

・・・続きは紙面・Digital版で!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
今日の市況概況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

10月22日(木)☆[概況/大引け]

米国株反落や円高、マザーズ指数急落を警戒。テレワーク関連や菅政権関連の下げも目立つ。NOKと西松屋は高い

大引けの日経平均は23,474.27円の165.19円安、TOPIXは1,619.79ポイントの17.81ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は388、値下がり銘柄数は1,730。出来高は8億6,317万株、売買代金は1兆7,740億円。
米国株反落に加え、英国とEUのFTA交渉再開予定で英ポンド高・米ドル安となった結果、1ドル=104円台中盤に円高が進んだため、日経平均は下落した。

詳しくはコチラ

関連記事