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IPO2020年11月30日

新規上場紹介 ウェルスナビ 12月22日 マザーズ 資産運用の全自動化サービスを提供

ウェルスナビ(7342)が12月22日、マザーズに新規上場する。

「長期・積立・分散」の資産運用を全自動化したサービスであるロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」を提供している。

「ウェルスナビ」を2016年7月に正式リリース。その後、おつり資産運用アプリ「マメタス」を17年5月にリリースし、少額から「ウェルスナビ」の資産運用が行えるようにした。そのほかの機能をリリースし続けているほか、コラム、ビデオメッセージ、セミナーを通じて顧客が「長期・積立・分散」の資産運用を続けられるようにサポートしており、20年9月末時点で預かり資産2,892億円(19年9月末は1,745億円)、運用者は22.5万人を突破している。

その特徴は、「長期・積立・分散」の資産運用をすべて自動化し、オンラインで提供するほか、多彩な機能で資産運用をサポートしている。利用開始時にスマートフォンやパソコンを通じて、「年齢」「保有する金融資産額」「資産運用の目的」などの5つの質問でリスク許容度を診断し、それに応じた運用プランを提案する。目標設定からポートフォリオの構築、発注・積立・再投資、リバランスおよび税金最適化まで、すべてのプロセスを自動化しオンラインですべての人に提供している。分散については6~7銘柄のETF(上場投資信託)を通じて世界約50カ国、1万1,000銘柄以上に投資することになる。

また、金融工学の理論に基づき構築された資産運用のアルゴリズムに従い運用するほか、顧客は預かり資産の1%を(3,000万円を超える部分は0.5%)を支払うシンプルで分かりやすい手数料も特徴。

20年12月期の業績は、営業収益24億2,300万円(前期比56.1%増)、経常損益は12億1,700万円の赤字(前期は20億5,700万円の赤字)の予想。

概要

●事業内容=資産運用を全自動化したロボアドバイザーの開発・提供
●本社=東京都渋谷区渋谷2-22-3
●代表者=柴山和久代表取締役CEO
●設立=2015年4月
●上場前資本金=1億円
●発行済み株式数=4,496万7,649株(上場時)
●筆頭株主=柴山和久(上場前24.84%)
●公募株式数=250万株
●売出株式数=1,309万4,300株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が155万9,400株)
●仮条件=12月3日に決定
●ブックビル期間=12月7日から11日まで
●引受証券=SBI(主幹事)、大和、みずほ、三菱UFJモルガン・スタンレー、野村、岡三

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2018.12 881 ▼1,718 ▼49.71 0
2019.12 1,552 ▼2,057 ▼53.29 0
2020.12(予) 2,423 ▼1,217 ▼28.70 0
※単位100万円、1株利益は円
▼は赤字

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