大引けの日経平均は26,467.08円の80.36円安、TOPIXは1,758.81ポイントの1.94ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は1,143、値下がり銘柄数は931。出来高は10億299万株、売買代金は2兆444億円。
NYダウ反落を受けて、日経平均は朝方220円安となったが、売り一巡後は下げ幅を縮めた。
日経平均は小幅安だったが、東証1部全体では上昇銘柄数の方が多かった。
公募増資のANAが売られ、ファナックが安く、第一三共やJCRファーマといった医薬品が値下がりし、メディカル・データ・ビジョンも下落した。
一方、政府が国内での水素利用量を2030年時点で1,000万トン規模とする目標を設ける調整に入ったと報じられ、岩谷産業(8088)や三菱化工機といった水素関連株が急騰した。
その他、オンライン診療関連のエムスリーが反発し、アドバンテストは野村証券による目標株価引き上げが好感された。
タツタ電線は5G対応スマホ向け電磁波防止フィルムの出荷拡大期待で買われた。
昭和電線は再生可能エネルギーによる分散型電源が増えると、ケーブルと機器をつなぐ接続部品の需要が増えることや、電気自動車の駆動用モーターの巻線用無酸素銅を有望視した、いちよし経済研究所がフェアバリューを引き上げたことで注目された。
業種別下落率上位は空運、医薬品、ノンバンク、石油、ゴムで、上昇率上位は紙パルプ、サービス、海運、情報通信、その他製品。