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コラム2020年12月15日

【本日のマーケット】12月15日(火)

12月15(火)のマーケット                                                                   

前日の米国市場でNYダウは反落。新型コロナワクチン接種開始と追加経済対策への期待で序盤は279ドル高となったが、ロンドンの警戒度が「最高」に引き上げられることや、NY市長が全面的なロックダウンに備え、リモートワークの計画に着手すべきと発言したことで下落に転じた。NYダウは前日比182ドル安(0.62%安)の2万9,861ドル。ナスダックは反発。テスラやAMD、ネットフリックスが買われた。ナスダック総合指数は前日比62ポイント高(0.50%高)の1万2,440ポイント。

本日の東京市場は、NYダウの反落を受けて小幅反落でのスタート。「Go Toトラベル」の全国一斉一時停止も警戒されたが、下げ渋りを見せた。米FOMCを控えていることから手控えムードもあり、全体的に小動き。大引けの日経平均は44円安の2万6,687円。売買代金は2兆2,219億円。TOPIXは8ポイント安の1,782ポイント。

新興市場は共に反落。ジャスダック平均は小幅に反落。出前館や不二精機、ウエストHDが下落。一方で、リチウムイオン電池製造装置関連の極東産機は5日連続のストップ高。ビジョナリーは上期営業赤字予想を黒字予想に上方修正し急騰。マザーズ指数も反落。ホープ、バリューゴルフ、シャノンが安い。対して、Pアンチエイジは米倉涼子のCM効果で上期予想を上方修正しストップ高。ニューラルポケットはコールセンター向けテレワーク支援システムで大幅続伸。

本日より、年末恒例のIPOラッシュがスタート。東証2部に上場のビーイングHD(9145)は公開価格を47%上回る1,479円で初値形成。同社は北陸地盤で3PL(物流一括受託)中堅企業。また、マザーズに上場のスタメン(4019)は、公開価格の2.3倍の2,051円で初値形成。同社は組織内の相互信頼関係を強化するクラウド型ソフトウエアを手掛ける。12月IPOは15~29日の11営業日で26社が上場予定となっている。

チャート上では、上値が重くローソク足の実体線も短く十字足に近い形状。様子見姿勢から5日移動平均線(2万6,729円)を割り込んだ状態。

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景気刺激策、資源関連、屈指のバリュー株… 総合商社 上げの舞台づくり整う
日本証券新聞12月16日(水)紙面1面TOP記事掲載

三菱商、ミニ・GC

三菱商事(8058・日足)

15日の東京株式市場は前日のNYダウの下落やコロナ感染拡大への警戒感が重なって再びこう着ムードが広がった。日経平均は大引け44円安。ただ、押し目を狙う動きは健在で、下値は限定的だ。年内相場も残すところ約2週間。今後、掉尾(とうび)の一振期待や新春高観測を呼び込む格好で存在感を強めそうなセクターの一つに総合商社株がある。各国の景気刺激策が追い風に働く国際景気敏感株で、かつ屈指のバリュー株。大手商社の多くは株価意識が強く、株主還元策期待も下支え要因になる。

大手総合商社5銘柄が大量保有報告書で著名投資家、ウォーレン・バフェット氏による各社5%程度の投資が判明し、相場つきを一変させたのは9月初め。しかし、ひとしきり「総合商社祭り」でにぎわったあとは、各銘柄それぞれに値運びが違う各個撃破の様相となった。

実際、バフェット氏の買い増しなどが材料視された伊藤忠商事(8001)や業績上方修正期待がバックにある丸紅(8002)が株価上昇トレンドをキープ。しかし、その一方で、三井物産(8031)住友商事(8053)三菱商事(8058)はいずれも10月末にかけて相場は調整色を強めた後、株価は修復傾向にある。

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今日の市況概況
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12月15日(火)☆[概況/大引け]

小反落。Go To トラベル一時停止でANAやOLCが売られ、神戸物産は今期予想がアナリスト予想を下回り下落。川崎重工は6日続伸。日本金属ストップ高

大引けの日経平均は26,687.84円の44.60円安、TOPIXは1,782.05ポイントの8.47ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は894、値下がり銘柄数は1,177。出来高は11億1,825万株、売買代金は2兆2,219億円。
日経平均は小反落。
Go To トラベルの一時停止を受け、本日が公募株の受け渡し日だったANAは大幅安となり、オリエンタルランドが売られた。

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