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コラム2021年1月27日

【本日のマーケット】1月27日(水)

1月27(水)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは4日続落。アメリカン・エキスプレスとベライゾン・コミュニケーションズは減益決算で下落。NYダウは22ドル安(0.07%安)の30,937ドル。ナスダックは6日ぶりに小反落。Web会議システムのズームビデオが下落。植物肉製造のビヨンド・ミートはペプシコと植物由来のたんぱく質を使ったスナックや飲料品の開発・販売で提携したと発表し急騰。ナスダック総合指数は前日比9ポイント安(0.69%高)の13,626ポイント。

本日の東京市場は、IMFの2021年の世界経済見通しが上方修正されたことを好感して反発スタート。昨年10月時点の5.2%成長から5.5%成長に上方修正され、日本は2.3%成長から3.1%成長へと引き上げられた。日経平均は208円高の2万8,754円を高値に、半導体関連株が利食い売りに押され徐々に上げ幅を縮小。好決算を発表した日東電工は買われた。大引けの日経平均は89円高の2万8,635円。売買代金は2兆6,188億円。TOPIXは12ポイント高の1,860ポイント。

新興市場は共に反発。ジャスダック平均は反発。AKIBAが連日の高騰。歯愛メディカルは歯科医向けにグローブや手指消毒剤の売上拡大で業績上方修正し急騰。一方でフェローテックやハーモニックドライブは下落。マザーズ指数も反発。メタップスが給与デジタル払い関連銘柄として物色された。対して、マクアケ、バルミューダ、BASEは下落。

チャート上では、上昇となったが上値は重く陰線となり、5日移動平均線(2万8,678円)上に浮上は出来ず。

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“諸行無常レポート”にアワード最優秀賞 キヤノン「売り推奨」の背景とは
日本証券新聞1月28日(木)紙面1面TOP記事掲載

SMBC日興証券 桂竜輔シニアアナリストに聞く

年末から春先にかけては各種アナリストランキングの発表される季節。投票を呼び掛けるメールが飛び交うのもこの時期の風物詩と言えるが、そうしたなか一風変わったアナリスト表彰が「ベーシック・レポート・アワード」だ。機関投資家の人気投票などではなく、同業のアナリストがじっくり読み込んで、高い評価を与えたレポートが対象となる。先に発表された第3回アワードで最優秀賞に輝いたのは、SMBC日興証券・桂竜輔シニアアナリスト(写真)が昨年8月31日付で発行した、キヤノン(7751)の売り推奨(投資評価「3」継続)レポート「諸行無常、縮小業界トップ企業のジレンマ」だ。キヤノンと言えば、今月14日の収益増額修正で急伸したことはまだ記憶に新しい。そのキヤノンを「売り」とした真意は。そして今後の展望は…。桂氏に話を聞いた。

――まずは最優秀賞授賞の感想を聞きたい。

「このアワードは書店員の選ぶ『本屋さん大賞』のようなものだと聞いている。アナリストレポートはとかく当たり外れ重視で“消耗品”扱いされがちだが、内容の深さが評価されたことは素直にうれしい」

――3月発表を控えた日経ヴェリタスのランキング(家電・AV機器部門)も直近2年連続2位。今年は首位の目も…。

「高評価を頂いていることは光栄だが、こちらはプロ野球オールスター戦の人気投票のようなもの。意味合いが異なる」

――キヤノンは売り推奨。しかも当時は「(時価の半値以下の)800円目標」を掲げていた。

「主力事業のコピー機やデジタルカメラの市場は向こう3~5年の時間軸でシュリンク(縮小)していく。現在の内外生産拠点数や人員体制は既に売上規模に見合わず、固定費削減が急務となっているが、構造改革に手が付けられていない」

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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1月27日(水)☆[概況/大引け]

IMFが日本の成長率予想を上方修正したため、日経平均は朝方買われたが、米AMDが時間外取引で売られ、半導体関連が下落したことで伸び悩んだ

大引けの日経平均は28,635.21円の89.03円高、TOPIXは1,860.07ポイントの12.07ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,291、値下がり銘柄数は814。出来高は11億5,958万株、売買代金は2兆6,188億円。
IMFが2021年の日本の成長率予想を2.3%→3.1%に上方修正したことが好感され、日経平均は朝方28,754円(208円高)となったが、半導体関連の下落が響き、伸び悩んだ。

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