大引けの日経平均は28,646.50円の284.33円高、TOPIXは1,871.09ポイントの24.07ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,593、値下がり銘柄数は522。出来高は13億7,438万株、売買代金は2兆7,863億円。
菅首相は2日夜の会見で、医療従事者への新型コロナウイルスワクチンの接種開始時期を2月中旬と説明し、これまでの2月下旬開始予定から早めた。高齢者への接種は4月から始める。
ワクチン普及による正常化期待から、日本航空やJR東日本、スポーツクラブの東祥(8920)や旅行関連のリクルートと寿スピリッツが買われ、テレワークによるオフィス需要減退が警戒されてきた住友不動産や東京建物も高い。
米国では民主党が単独でバイデン大統領が掲げる経済対策を成立させる手続きを始めたため、国債増発と景気拡大の観測から米国長期金利が上昇し、ドルが買われた。
東証では円安を受けて、トヨタやデンソーを始めとした自動車関連が上昇し、米国長期金利上昇に伴い利ザヤ改善期待からメガバンクも高い。
MonotaROは好決算で今期も業績拡大が継続する見通しのため急騰した。
一方、これまで活躍が目立った日本電産やエムスリーやレーザーテックは利益確保の売りに押された。
日本ユニシスは10~12月期の業績悪化で急落した。
業種別上昇率上位は空運、不動産、輸送用機器、陸運、海運で、下落は紙パルプ。