大引けの日経平均は30,467.75円の383.60円高、TOPIXは1,965.08ポイントの11.14ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は846、値下がり銘柄数は1,251。出来高は14億970万株、売買代金は3兆252億円。
日経平均は続伸。一時30,714円(630円高)まで上昇したが、終盤、利食い売りにより上げ幅を縮めた。
ファーストリテイリング(9983)が初の10万円乗せとなり、ソフトバンクグループと東京エレクトロンも高い。これらは日銀ETFなどで品薄になっていて、他の銘柄よりも大きく上下動する。
こうした一部の日経平均採用の値がさ株が上昇を演出したが、東証1部全体では下落銘柄数の方が多い状況だった。
新型コロナウイルスワクチン接種に伴い、経済が正常化するという期待から出遅れ感のある銀行株がにぎわい、景気敏感セクターの海運株と非鉄株も高い。
リクルートは通期業績予想の上方修正が好感された。
半面、トヨタやルネサスエレクトロニクス、アンリツ、ブイキューブは売られ、ダブルスコープは赤字決算で急落した。
業種別上昇率上位は銀行、非鉄、海運、ノンバンク、その他製品で、下落率上位は金属、輸送用機器、ガラス土石、水産農林、繊維。