大引けの日経平均は29,036.56円の8.62円高、TOPIXは1,919.74ポイントの2.06ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は879、値下がり銘柄数は1,218。出来高は13億9,336万株、売買代金は2兆8,999億円。
ナスダック急反発を受けて、日経平均は取引開始早々に205円高の2万9,233円を付けたが、買い一巡後に伸び悩み、もみ合いとなった。
金曜日にSQ算出日を控えていることや、今晩の米国で10年債入札が実施されるため、入札低調による金利上昇リスクが警戒され、東証は様子見姿勢となった。
ソニーはクレディ・スイスによる目標株価を引き上げが好感された。
業界統計で2月の工作機械受注が前年同月比36.7%増の1,055億円となり、受注の好不況ラインとされる月1,000億円を2019年7月以来、19カ月ぶりに上回ったため、ファナックやTHKが買われた。
塩野義製薬やKDDIが堅調だった。
東洋エンジニアリングはアンモニアプラントを有望視したSMBC日興が新規に「1」と発表したことで急騰した。
サインポスト(3996)は合弁会社「TOUCH TO GO」の無人決済システムを活用した店舗をファミリーマートが3月末に開店することで注目され、ストップ高となった。
一方、ファーストリテとエムスリーが売られ、日本製鉄を始めとした鉄鋼株と石油関連株は下落した。
業種別上昇率上位は医薬品、電機、情報通信、機械、その他製品で、下落率上位は鉱業、鉄鋼、水産農林、石油、海運。