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IPO2021年3月26日

新規上場紹介 ネオマーケティング 4月22日 JASDAQ マーケティング支援事業

ネオマーケティング(4196)が4月22日、JASDAQに新規上場する。

顧客のマーケティングプロセスを4分類してサービスを提供。このプロセスは一般的に企業が市場調査を実施し、その結果に基づいて商品を開発。開発した商品を宣伝して、宣伝効果の結果もたらされた売り上げなどの成果を検証していく過程を指す。

独自の「マーケティングフレームワーク4K」を開発しており、顧客に対し一気通貫でサービスを提供することが可能だ。「4K」は、生活者インサイトの発見(カクシン)から商品開発(カイハツ)、販売促進(カイタク)から各施策の改善(カイゼン)までを示す。 主要な市場調査には、対象者へのインタビューや行動観察によって潜在意識を明らかにするインサイトドリブン(商品企画リサーチ)や、収集したデータを数値化し分析するカスタマードリブン(顧客起点リサーチ)などがある。提携会社との連携により、延べ1,983万人(2020年10月時点)のモニターから最適な対象者を抽出して、正確な調査結果を提供している。

消費者にとって必要な商品やサービスに関する情報を収集するため、独自に開発した生活者パネル「アイリサーチ」を運営。55万人の登録者はパソコン、タブレット、スマートフォンを使用して、企業からのマーケティングの依頼に応じることで報酬を得られる仕組みを構築している。「アイリサーチ」は生活者起点のマーケティング支援事業を展開するうえで基礎となるインフラであり、例えば、「埼玉県在住で年収500万円の男性看護師」といった条件で対象者を抽出することもできる。

このほか、WEB広告に関する戦略立案、作成、運用、効果検証などに対応するデジタルマーケティングサービス、ブランドの世界観やサイトコンセプト制作を支援するD2C支援サービスなども手掛ける。主力のリサーチ事業で培ったノウハウを生かして、数字に基づいた効果的なPR規格を提案するPRサービスも提供している。

2021年9月期業績は、売上高18億2,200万円(前期比27.7%増)、経常利益2億1,700万円(同25.4%増)を見込む。

概要

●事業内容=マーケティング支援事業
●本社=東京都渋谷区南平台町16-25
●代表者=橋本光伸代表取締役
●設立=2000年10月
●上場前資本金=4,756万円
●発行済み株式数=244万8,000株(上場時)
●筆頭株主=エムスリードリームインベスター(上場前27.61%)
●公募株式数=23万株
●売出株式数=23万株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が6万9,000株)
●仮条件=4月2日に決定
●ブックビル期間=4月6日から12日まで
●引受証券=いちよし(主幹事)、みずほ、SMBC日興、SBI、楽天、あかつき、岩井コスモ、エース、岡三、極東、東洋、松井、マネックス

業績推移(連結)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2019.9 1,132 19 3.43 0
2020.9 1,427 173 50.24 0
2021.9(予) 1,822 217 65.19 0
※単位100万円、1株利益は円

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