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コラム2021年4月21日

【本日のマーケット】4月21日(水)

4月21(水)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場は続落。世界の新型コロナウイルス感染拡大が警戒された。国務省から「渡航中止勧告」の対象が世界の約8割の国に拡大されるとの見通しが示されたため、ボーイングが下落。長期金利低下を受けて、JPモルガン・チェースやシティグループなどの金融株も下落。NYダウは256ドル安(0.75%安)の33,821ドル。ナスダックは続落。ナスダック総合指数は前日比128ポイント安(0.92%安)の13,786ポイント。S&P500指数は前日比28ポイント安(0.68%安)の4,134。

本日の東京市場は、米国市場の反落もあり大きくギャップダウンでのスタート。大幅下落となった昨日も、日銀によるETF買い入れが実施されなかったことが投資家心理を悪化させ、広範囲に下落。また、緊急事態宣言による休業要請で景気悪化が警戒された。値下がり銘柄数が2000銘柄を超え全面安の展開。日銀ETF買いが701億円入ったものの、大引けの日経平均は591円安の2万8508円と連日で500円超の下落。売買代金は2兆6462億円。TOPIXは38ポイント安の1,888ポイント。

新興市場も続落。ジャスダック平均は続落。原発処理水関連のイメージワンは信用規制強化を受け急反落。ワークマンは年初来安値を更新。一方、ロングライフは高浸透NWNサプリメントを開発したことでストップ高。マザーズ指数も続落。サイバートラストはやBASE、スパイダープラスが売られ、マクアケは上期大幅減益で売られた。対して、オンコリスバイオはコロナ感染症治療薬を共同開発すると発表し急騰。

チャート上では、大きくギャップダウンとなり、サポートラインとして機能していた75日移動平均線(2万9,118円)を下放れ、下値模索の展開に。ボリンジャーバンドの-2σ(2万8563円)も割り込んだ。

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注目記事 Pick up
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鈴木一之 マーケットレポート 相場は相場に聞け
日本証券新聞4月22日(木)紙面1面記事掲載

「企業業績」に立ち返るべき時

4月16日(金)、「ヨシ」と「ジョー」のファーストネームでお互いを呼び合うことが確認された日米首脳会談が終了しました。佐藤栄作首相以来、52年ぶりに「台湾海峡」の文言を文書に盛り込んだ共同声明が出され、日本と米国の関係は明らかに変わったことが強調された首脳会談でした。

その翌日の4月17日(土)、新型コロナウイルスで亡くなった人の数が世界全体で300万人に達しました。昨年末の時点で180万人です。3カ月半で2倍近くに増えたことになります。4月20日(火)の東京株式市場は広範囲な株価の下落に見舞われました。

インドやブラジルで爆発的な増加が見られることからも、変異ウイルスが急拡大していることが主な要因と考えられます。途上国では基本的な感染防止策もあまり取られていない様子です。インドでは1日で20万人ずつ感染者数が増加しており、それにも関わらずモディ首相は大規模な政治集会を立て続けに開催しています。宗教行事に参加する信者も3密を避ける行動は取られていません。

ある国が必死にウイルスを抑え込んでも、別の国で感染者が増加していては国境はいつまでたっても閉じられたままです。

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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4月21日(水)☆[概況/大引け]

日経平均は591円安の2万8,508円。ほぼ全面安で世界景気への不安から素材の下落率が大きい。ソフトバンクGは最高益更新予想で上昇

大引けの日経平均は28,508.55円の591.83円安、TOPIXは1,888.18ポイントの38.07ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は132、値下がり銘柄数は2,028。出来高は12億6,232万株、売買代金は2兆6,462億円。
日経平均は大幅続落。インドや中南米で感染再拡大が深刻化し、世界景気の回復が遅れることや、国内では緊急事態宣言発令方針で休業要請による景気えの打撃も警戒された。
前日に東京株式市場は大幅安となったが、日銀によるETF買いが入らなかったことも投資家心理を冷やした。

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