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コラム2021年4月26日

【本日のマーケット】4月26日(月)

4月26(月)のマーケット                                                                   

前週末の米国株式市場は反発。NYダウは一時341ドル高まで上昇幅を拡大。ゴールドマン・サックスでは共和党の反発を受けて、税率が28%程度で落ち着く可能性があると予想したため、金融株とハイテク株を中心に買いが入った。NYダウは227ドル高(0.67%高)の34,043ドル。ナスダック総合指数は前日比198ポイント高(1.44%高)の14,016ポイント。S&P500指数は前日比45ポイント高(1.09%高)の4,180。

週明けの東京市場は、寄付きは反発を見せたものの上値が重く、徐々に値を消し一時124円安の2万8,896円となった。その後は、緊急事態宣言の影響や、衆参3選挙で自民党が全敗したことの影響は限定的との見方で、売り一巡後は切り返す展開。ワクチン普及期待と経済正常化への希望から、空運、鉄道、旅行関連銘柄が物色された。大引けの日経平均は105円高の2万9,126円。売買代金は2兆874億円。TOPIXは3ポイント高の1,918ポイント。

新興市場も共に反発。JASDAQではシンバイオ製薬が抗ウィルス薬注射剤が米食品医薬品局から優先審査の指定を受けたことで急騰。ニッポン高度紙は好決算でストップ高。アテクトはがん検査用シャーレとターボ部品の量産開始で急騰。一方で、イメージワンは3度目の信用取引規制で大幅続落。マザーズでは、オキサイドとQDレーザが買われ、ベルトラが上昇。対して、サイバートラストはとステラファーマ、ウェルスナビは下落。

チャート上では、5日ぶりに5日移動平均線(2万8,988円)上に浮上。上下にヒゲを引き、ローソク足はコマの状態。一目均衡表の雲の下限(2万8,858円)で下げ止まった格好となった。

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「資本主義の父」 渋沢栄一の株式投資観
日本証券新聞4月27日(火)紙面1面TOP記事掲載

新1万円札、大河ドラマ… ブームの背景に時代の要請 “渋沢栄一の玄孫(孫の孫)” コモンズ投信・渋澤健会長に聞く

今年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」人気に加え、2024年の新1万円札登場も控えて、世は渋沢栄一ブームの様相にある。「論語と算盤(そろばん)」のタイトルで知られる講演集も、経済界で働くビジネスパーソンのバイブルとして売れに売れている。東証や日銀をはじめ500社近くの会社設立に関わった“資本主義の父”栄一氏の玄孫(やしゃご=孫の孫)と言えば、コモンズ投信の渋澤健会長(写真)。米系投資銀行やヘッジファンドを経ての起業から今年で20年になる同氏は、渋沢栄一氏研究でも知られた存在だ。栄一氏に関して話を聞いた。

――大河に新札と話題相次ぐが、そもそもなぜ今「渋沢栄一」なのか。

「時代の変化が彼を呼び起こした面もある。封建社会の江戸から明治への移行期に経済の近代化を推進した人物だ。遺された文章では割といつも怒っていた。現状に満足しない未来志向と言える。思えば栄一は、かつて08年リーマン・ショックや11年の震災後などの節目でも関心を集めてきた。大量生産・消費で高度成長した昭和の成功体験を忘れられずにきたが、平成の30年を経過して、令和の世の中でさすがにリセット、原点回帰の機運が高まってきた表れではないか」

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今日の市況概況
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4月26日(月)☆[概況/大引け]

朝方はエムスリーの今期予想非開示や自民全敗で下落したが、売り一巡後切り返し、旅行関連がまとまって物色された

大引けの日経平均は105円高の2万9,126円、TOPIXは3ポイント高の1,918ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は942、値下がり銘柄数は1,139。出来高は9億7,477万株、売買代金は2兆874億円。
エムスリーが先週末の決算発表で、今期の業績予想を公表しなかったことで売られた。今後発表される成長株の決算でも同様に、今期予想の公表を控える企業が多いのではないかと警戒されたことや、衆参3選挙で自民党が全敗したことも影響し、朝方の日経平均は下落したが、売り一巡後に切り返した。

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