大引けの日経平均は160円高の2万9,518円、TOPIXは19ポイント高の1,952ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,482、値下がり銘柄数は614。出来高は11億2,670万株、売買代金は2兆4,641億円。
先週末の米国株高を受け、週明けの日経平均は3日続伸となった。後場は上げ幅を縮小したが、2万9,500円前半では堅調だった。
引き続き鉄鋼株が人気を集め、日本製鉄とJFEは、野村証券が今期の事業利益を会社計画よりも高い水準で予想し、目標株価を引き上げたため買われた。日本冶金工業は自社株買い発表で急騰した。
原油高を受け、ENEOSや国際帝石も高い。
ソニーグループは4日ぶりに反発し、トヨタは今年度の生産計画が1,000万台の大台超えとなり、半導体調達難の影響が長引かないと安心された。一方、ファーストリテイリングは4月の既存店+Eコマースの売上高が大幅増だったが、2年前との比較では弱いため売られた。
川崎汽船(9107)は今期の純利益予想を67%減と発表したことで売られ、他の海運も下落した。
半導体関連のレーザーテックとSUMCOが安い。
業種別上昇率上位は鉄鋼、石油、非鉄、その他製品、紙パルプで、下落率上位は海運、小売、金属、空運、ノンバンク。(W)