足場「アルバトロス」にキラー製品化の期待大
独自の多角経営
大阪市中央区高麗橋に本社がある建設の仮設機材の大手企業で、脚立などの住宅機器、ホームフィットネス、無線機など、独自の多角経営を行っている企業です。
ニッチマーケットでトップ企業に
建設機材をメインビジネスとしてきましたが、時代に先駆けて新たな市場を開拓し成長してきています。脚立などの住宅機器事業、無線機器などの電子機器事業、仮設機材のレンタル事業、ホームフィットネスなどのフィットネス事業など、続々と新たな分野に進出しています。ニッチなマーケットですが、トップシェアを取る事で、安定的な収益基盤としています。
建設機材・レンタル事業をコア事業として、約3分の2の売上高となっており、そのほかの事業で約3分の1の売り上げとなっています。
10年で大きく変化
ここ10年間は、レンタル資産の積み上げ・海外市場の強化・M&Aへの積極投資・生産能力の強化の4点の積極的な投資によって、大きな成長を遂げることが出来ました。10年3月期と20年3月期を比較すると、売上高は1.9倍、経常利益は5.6倍と高成長となっています。株価も期末株価で280円から780円と3.3倍になっていますが、利益の伸びに比較すると出遅れており。割安感が増しています。
新型コロナ禍
コア事業の建設機材関連・レンタル関連は極端な悪影響はなく、緩やかに回復傾向にあります。電子機器関連は防災無線関連は緊急性が高く、需要が大幅増しています。住宅機器関連は、巣ごもりなどでDIYニーズが拡大しホームセンターへの人の流れが復活し好調。3密回避による運動機会の変化により、ホームフィットネス機器の需要が世界的に増加しています。
中長期ビジョン
中長期の成長ビジョンは、「日本発、足場のグローバル企業」です。安全性と施工性に優れた新発想の足場「アルバトロス」によって、安全性とコストメリットを訴求し新型足場への買い替えを促進し、国内でのシェアを一気に拡大、メーカーとレンタルの2つのビジネスモデルを使いわけグローバルで拡大していく予定です。
安全とコストに建設業界の注目度が高まっていることを背景に、大きな成長を目指しています。
(福の神ポイント) アルインコは、独自の多角経営とメーカーとレンタルの2つのビジネスモデルを使いわけるなど、日本の企業には少ない非常にユニークな企業です。
特に、安全性と施工性に優れた新発想の足場「アルバトロス」は、キラー製品となる可能性が高く、今までの10年間よりココからの10年間はさらなる成長が期待出来ます。
予想PER10倍割れ、実績PBR0.7倍台、予想配当利回り4%弱と、超割安水準に放置されており、中・長期投資でじっくり狙いたい企業です。
(お知らせ)
5月21日(金)個人投資家向け会社説明会を開催します。
場所:東京証券会館8階ホール
時間:13時00分~
インターネットで生配信もいたします。詳細は日本証券新聞のウェブサイトでご確認ください。
https://www.nsjournal.jp/seminar/20210521tokyo/