7月19日の米国株式市場でNYダウは大幅続落。
英国がフランスからの渡航者向け隔離義務を継続することになり、欧州各国の株式市場は軒並み2%を超える下落率となった。
米国でも変異株の感染拡大により、経済回復の遅れが懸念され、NYダウは725ドル安と今年最大の下げ幅となった。
ボーイングやデルタ航空、クルーズ船のカーニバルが売られ、クレジットカードのビザやマスターカードも安く、金利低下でJPモルガン・チェースなどの金融株も下落した。原油安でエクソン・モービルの下げも目立った。
こうした中、宇宙飛行関連のヴァージン・ギャラクティックは反発。
ナスダックは5日続落。アップルやズームビデオ、アメリカン航空が売られたが、半導体関連のエヌビディアは反発し、ワクチン関連のモデルナとノババックスは高い。
NYダウ工業平均は前日比725ドル(2.09%)安の33,962ドル。ナスダック総合指数は前日比152ポイント(1.06%)安の14,274。S&P500指数は前日比68ポイント(1.59%)安の4,258。
NYダウ採用銘柄は全面安で下落率上位はボーイング、アメリカン・エキスプレス、ハネウェルで、下落率が小さかったのはP&Gやウォルマート、セールスフォース。