7月27日(火)のマーケット
前日の米国株式市場でNYダウは5日続伸。中国がネット企業と学習塾への規制強化を発表し、上海株と香港株が大幅安となったことを受けて、NYダウは序盤反落したが、好決算への期待で持ち直した。ボーイングやエクソンモービルが高い。NYダウは82ドル(0.24%)高の35,144ドル。ナスダックは小幅続伸。テスラやアマゾン、アルファベットは上昇したが、モデルナとアストラゼネカは反落した。ナスダック総合指数は前日比3ポイント(0.03%)高の14,840ポイント。S&P500指数は前日比10ポイント(0.24%)高の4,422。
本日の東京市場は、米国市場の続伸を受けて3日続伸でのスタート。一時、2万8,000円台に乗せる場面も見られたが、買い上がる勢いはなく2万7,900円台での推移となった。引き続き2万8,000円水準で上値の重さが感じられる。大引けの日経平均は136円高の2万7,970円。売買代金は1兆9,971億円。TOPIXは12ポイント高の1,938ポイント。
新興市場はまちまちの展開。JASDAQ平均は3日続伸。ウィルソンWLWは世界50カ国で利用されているプログラムを提供すると発表し買われた。アイビー化粧品はPDK1の活性化抑制剤で特許査定を受けたため大幅高。対して、シンバイオ製薬は反落。マザーズ指数は3日ぶりに反落。直近IPO銘柄のラキールとコラントッテが反落。ケアネットやNPC、アンジェスやメドレーが安い。一方で、ウェルスナビとミンカブは買われた。グローバルウェイは2日連続のストップ高。
チャート上では、陽線となるも実体線が短く、昨日の陰線のローソク足の中に包まれる「はらみ線」の形。
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注目記事 Pick up
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【「8月高習性」銘柄に狙い目】
日本証券新聞7月28日(水)紙面1面TOP記事掲載
外国人売り、円高、地政学リスク…、難儀な季節性を乗り切るには
最高値を快走する米国株とは裏腹に、“2万8,000円のカベ”が意識されて戻り切れない日経平均。27日引け後に米アップル、アルファベット、マイクロソフト決算発表、28日にかけてのFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えた様子見気分も指摘されるが、この先、8月に入っても、決算、五輪、コロナ、政局、雇用統計、ジャクソンホール会合などと“見送りの手掛かり”は間断なく続く。当面の相場でどう動くべきか…。
28日は月内最終受渡日(権利付き最終日)。29日から実質8月相場入りとなるが、8月の季節性はあまり芳しくない。
まず外国人売り傾向。昨年こそ小幅買い越しに転じたとはいえ、2019年まで10年連続で売り越しが続いていた。
次いで円高傾向。中旬の米国債大量償還が背景とされるが、「8月の円高」は市場筋の脳裏に刷り込まれており、夏休みシーズンで商いの細るなか、投機的な動きにつながりやすい。
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今日の市況概況
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7月27日(火)☆[概況/大引け]
2万8,000円の水準では上値抑制。レーザーテックと住友鉱山が買われ、空運と電鉄が堅調。楽天はS&Pが格下げし大幅安
大引けの日経平均は136円高の2万7,970円、TOPIXは12ポイント高の1,938ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,571、値下がり銘柄数は536。出来高は9億3,897万株、売買代金は1兆9,971億円。
日経平均は3日続伸となったが、2万8,000円の水準では上値が抑制された。
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