大引けの日経平均は144円高の2万7,728円、TOPIXは7ポイント高の1,928ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は802、値下がり銘柄数は1,290。出来高は9億5,527万株、売買代金は2兆2,065億円。
業績上振れを支えに日経平均は反発した。
東海東京調査センターの集計によると、4日までに発表された東証1部3月本決算企業の4~6月期経常(税前)利益は、約8割の企業が事前の市場予想を上回っているという。
日本郵船を始めとした海運大手3社は通期の純利益合計が1兆円を超える見通しで物色人気が継続した。中国の粗鋼減産観測で鉄鋼株も高い。
レーザーテックは先端半導体フォトマスク端部の検査装置を開発したことで買われた。
ソニーグループは業績上方修正が好感され、楽天(4755)は自社で開発した低コスト通信技術をドイツの新興通信会社に輸出することで急騰。
一方、リコーは第1四半期がアナリスト予想を下回り急落し、大成建設は大幅減益で売られた。
ネットワンは半導体不足による減益決算で下落となった。
業種別上昇率上位は海運、鉄鋼、精密、その他製品、保険で、下落率上位は紙パルプ、建設、空運、鉱業、非鉄。(W)