TOP  NSJアップデート  コラム  【本日のマーケット】8月5日(木)
コラム2021年8月5日

【本日のマーケット】8月5日(木)

8月5(木)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは反落。企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した7月の全米雇用報告は、民間部門雇用者数が33万人増加となり、市場予想の69万5千人増を大きく下回った。GMは半導体不足による生産削減と電気自動車のバッテリー発火に対するリコール費用で、利益がアナリスト予想を下回ったため売られた。NYダウは323ドル(0.92%)安の34,792ドル。ナスダックは3日続伸。AMDやモデルナ、ロビンフッド・マーケッツが上昇。ナスダック総合指数は前日比19ポイント(0.13%)高の14,780ポイント。S&P500指数は前日比20ポイント(0.46%)安の4,402。

本日の東京市場はNYダウが反落となったものの、半導体株指数が6日続伸となったことで小反発でのスタート。4~6月期決算発表シーズンとなっているが、約8割の企業が事前の市場予測を上回っていることから、業績改善期待が下支えとなった。しかしながら、感染拡大に歯止めがかからない状況で上値は重く、東証1部の値上がり銘柄数802に対して、値下がり銘柄が1,290と全体の約6割が下落。大引けの日経平均は144円高の2万7,728円。売買代金は2兆2,065億円。TOPIXは7ポイント高の1,928ポイント。

新興市場も下落。JASDAQ平均は続落。シンバイオ製薬は上期営業赤字継続でストップ安。ニッポン高度紙とウエストHDが下落。対して、注射器アンプルの不二硝子はストップ高となり、在宅医療関連の星医療酸器は急反発。マザーズ指数は3日続落。Enjinが続落となり、メルカリとデコルテが反落。直近新規公開株のブレインズは3日続落。一方、JTOWERは決算発表を受けて朝方売られたが、売り一巡後切り返した。マクアケは9日ぶりに反発。

チャート上では、寄付きが安値の陽線となり5日移動平均線(2万7,603円)を上抜け。上方にある200日移動平均線(2万7,906円)を早晩に奪還できるかがポイント。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
注目記事 Pick up
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

三井物、22年ぶり業界首位奪還へ
日本証券新聞8月6日(金)紙面1面TOP記事掲載

“増額修正見送り”伊藤忠とは株価にも明暗

5大商社の今第1四半期(1Q)決算が4日、出そろった。資源価格の高騰やコロナ禍だった昨年の反動で各社とも大幅な増収増益だった。その中で注目が三井物産(8031)。3日、通期の最終利益予想を1,800億円上乗せの6,400億円に上方修正。伊藤忠商事(8001)が5,500億円のまま据え置いたため、計画通りならば最終利益ベースで22年ぶりに首位を奪還するというのだ。

・・・続きは紙面・Digital版で!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
今日の市況概況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

8月5日(木)☆[概況/大引け]

業績上振れを支えに反発。海運の人気が継続し、鉄鋼も高い。楽天急騰。一方、リコーと大成建設は下落

大引けの日経平均は144円高の2万7,728円、TOPIXは7ポイント高の1,928ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は802、値下がり銘柄数は1,290。出来高は9億5,527万株、売買代金は2兆2,065億円。
業績上振れを支えに日経平均は反発した。

詳しくはコチラ

関連記事