9月2日(火)のマーケット
前日の米国株式市場でNYダウは3日続落。8月のADP全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数は前月比37万4千人増と、市場予想の60万人増加を大幅に下回った。金融株のウェルズファーゴやバンク・オブ・アメリカが売られた。NYダウは48ドル(0.14%)安の35,312ドル。NASDAQは反発。モデルナやネットフリックスが買われた。NASDAQ総合指数は前日比50ポイント(0.33%)高の15,309ポイント。S&P500指数は前日比1ポイント(0.03%)高の4,524。
本日の東京市場は、4日続伸でのスタート。寄付き直後には175円高の2万8,626円まで買われるも、前日までの3日間で800円超の上昇となっていたことから、利食い売りが出てもみ合う展開。週末の米国雇用統計の発表を控え、様子見姿勢となり、日経平均は小幅な上げにとどまった。大引けの日経平均は92円高の2万8,543円と4日続伸。売買代金は2兆6,395億円。TOPIXは2ポイント高の1,983ポイント。
新興市場も共に反落。JASDAQ平均は4日ぶりに小幅反落。ワークマンは8月既存店売上高が5.8%減となり売られた。ウチダエスコは今期の6割減益予想で急落。一方、フジプレアムがストップ高となり、レカムは中国でウイルス除去装置の販売強化が注目された。マザーズ指数も4日ぶりに反落。FRONTEOが利食い売りで大幅安となり、AI insideとINCLUSIVEの下げも目立った。対して、9月16日に1対5の株式分割を実施するグローバルウェイは連日のストップ高。
チャート上では、上下にヒゲを伴い実体線の短い“コマ”の形状。一目均衡表の雲の上限(2万8,405円)がサポートとなった形。
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【電鉄株に“JR西ショック”】
日本証券新聞9月3日(金)紙面1面TOP記事掲載
公募・売り出し発表ラッシュの「2つの背景」
電鉄株に“JR西日本ショック”。1日引け後に発行済み株式の3割近い5,266万株の大型公募増資を発表したJR西日本(9021)が一時16.4%安と1月安値を更新すると、小田急(9007)、京王(9008)、近鉄(9041)なども安値更新で応じた。これまで電鉄の勝ち組めいた堅調さを保ってきたJR東日本(9020)も連想売りに8.6%安まで売られた。UBS証券が1日付で「資金需要がより大きいJR東日本も増資リスクが懸念される可能性」を指摘したことも背景となった。
業種別指数33業種中、下落率トップが陸運。同じく典型的なコロナ逆風業種である空運も2位に続いた。もっとも、JAL(9201)とANA(9202)は既に、昨年11月に相次いで公募増資を発表済みであり、朝方の売り一巡後は下げ渋っている。
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今日の市況概況
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9月2日(水)☆[概況/大引け]
日経平均は小幅高だったが、東証1部では下落銘柄数の方が多い状況。ルネサスが買われたが、JR西は公募増資発表で急落
大引けの日経平均は92円高の2万8,543円、TOPIXは2ポイント高の1,983ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は896、値下がり銘柄数は1,197。出来高は10億5,806万株、売買代金は2兆6,395億円。
ルネサスエレクトロニクス(6723)が半導体安定供給に向け積極投資を行うことで買われ、レーザーテックやアドバンテストも上昇した。
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