TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 小幅続落。海運は続落。メガバンクと自動車が買われ、エーザイは迅速承認制度で段階的申請を開始し高い
速報・市況2021年9月28日

☆[概況/大引け] 小幅続落。海運は続落。メガバンクと自動車が買われ、エーザイは迅速承認制度で段階的申請を開始し高い

大引けの日経平均は56円安の3万183円、TOPIXは5ポイント安の2,081ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,033、値下がり銘柄数は1,057。出来高は15億677万株、売買代金は3兆8,105億円。
29日投開票の自民党総裁選で、財政再建派とみられている岸田氏がリードと報じられたことが影響し、日経平均は小幅続落となった。
大手海運株が利益確保の売りで続落となり、半導体関連のレーザーテックも続落。オンライン診療関連のエムスリーとメドレーも安い。
一方、岸田氏が科学技術投資拡充のため、10兆円規模の大学ファンドを年度内に設置する構想を立てているため、好利回り銘柄が組み入れられるという期待からメガバンクには買いが入った。
欧米金利上昇を受けて、1ドル=111円台前半に円安が進んだため、ホンダやマツダなどの自動車株が堅調だった。
エーザイ(4523)は米国で6月に承認されたアルツハイマー治療薬「アデュカヌマブ」に続き、「レカネマブ」も迅速承認制度で段階的申請を開始したことで買われた。「アデュカヌマブ」よりも頭痛や吐き気が少ないことや、共に米国バイオジェン社と共同開発したが、「レカネマブ」はエーザイ側が生み出した抗体なので、製品化後の利益配分は「アデュカヌマブ」よりも大きいことが好感されている。
業種別下落率上位は海運、精密、空運、その他製品、サービスで、上昇率上位は鉱業、繊維、銀行、非鉄、石油。(W)

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