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IPO2021年10月11日

新規上場紹介 Photosynth 11月5日 マザーズ 後付け入退室管理システムの開発・運営

Photosynth(4379)が11月5日、マザーズに新規上場する。

スマートロックやセキュリティをはじめ、アクセス認証基盤である「Akerun Access Intelligence」をプラットフォームとしたキーレス社会を創出し、あらゆる空間、モノなどがシームレスにつながる世界の実現に取り組んでいる。

主力のAkerun事業についてはキーレス社会の実現に向け、クラウドとインターネットでつながるスマートロックなどエッジ端末による個人認証とセキュリティのサービスを法人と住宅向けに展開している。各種サービスはハードとソフトを組み合わせて、月単位、年単位で課金されるサブスクリプションモデルによるレンタルサービスとして提供。堅牢なアクセス認証基盤とクラウドセキュリティシステムを有し、2021年3月時点の契約社数は3700社、登録アカウント数91万ユーザーを抱えている。

オフィス領域におけるAkerun事業では、入退室管理をはじめセキュリティ強化や業務効率化、無人管理の新しいビジネスモデル創出などに貢献する。国の働き方改革推進による労働時間の把握、個人情報保護のためのセキュリティ対策、働く場所の多様化と拡大、様々な用途の空間へのシームレスなアクセスといった需要に応じることができる。また、既存のドアへの後付けを可能とすることで、時間とコストを要する大規模工事を不要にしたほか、移設にも対応することによってオフィス規模や用途に合わせた柔軟性や、退去時の原状回復にかかる費用の抑制も実現している。

一方、住宅領域では人々が持ち歩いていた住宅の鍵を、美和ロックとの合弁会社が提供する住宅向けアプリケーションやICカードに置き換えてキーレス社会を実現する。Photosynthがクラウド上の認証基盤やスマートデバイス向けアプリの開発、美和ロックはAkerunと連携する住宅向けスマートロックの開発と提供、さらに合弁会社が住宅向けサービスの開発と提供をそれぞれ手掛けている。

21年12月期業績は、売上高15億1,100万円(前期比28.5%増)、経常損益は10億7,000万円の赤字(前の期6億8,300万円の赤字)を見込む。(NA)

概要

●事業内容=IoT関連機器およびクラウド関連技術の研究開発、「Akerun入退室管理システム」を含むIoT、クラウドサービスの開発・提供
●本社=東京都港区芝5-29-11
●代表者=河瀬航大代表取締役社長
●設立=2014年9月
●上場前資本金=10億3,963万円
●発行済み株式数=1,523万5,400株(上場時)
●筆頭株主=河瀬航大(上場前18.35%)
●公募株式数=70万株
●売出株式数=561万3,300株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が94万6,900株)
●仮条件=10月19日に決定
●ブックビル期間=10月20日から26日まで
●引受証券=大和、クレディ・スイス(共同主幹事)、みずほ、SBI、いちよし

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2019.12 778 ▼708 ▼74.94 0
2020.12 1,175 ▼683 ▼96.24 0
2021.12(予) 1,511 ▼1,070 ▼77.04 0
※単位100万円、1株利益は円 .
▼は赤字

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