10月26日(火)のマーケット
前日の米国株式市場でNYダウは続伸して最高値更新。民主党のマンチン上院議員が、バイデン大統領の経済計画について、今週中に民主党内で枠組みが合意されるべきだと述べた。暗号資産プラットフォーム運営会社のバックトHDは、マスターカードと暗号資産カードでの決済の実現に向けて提携したと発表し急騰。NYダウは64ドル(0.18%)高の35,741ドル。ナスダックは反発。電気自動車のテスラはレンタカー会社のハーツが10万台発注したと報じられ、大幅高となり、時価総額が1兆ドルを超えた。1兆ドルを超えているのはアップル、マイクロソフト、アルファベット、アマゾン。NASDAQ総合指数は前日比136ポイント(0.90%)高の15,226ポイント。S&P500指数は前日比21ポイント(0.47%)高の4,566と最高値を更新。
本日の東京市場は、NYダウとS&P500の最高値更新を受けて大幅反発でのスタート。2万9,000円を回復し、高値保ち合いでの推移となった。今週は決算発表が本格化するため、様子見姿勢も強まり、後場の値幅は狭いレンジでの値動きとなった。大引けの日経平均は505円高の2万9,106円。売買代金は2兆5,741億円。TOPIXは22ポイント高の2,018ポイント。
新興市場も反発。JASDAQ平均は小反発。メタバースファッション進出のシーズメンが2日連続ストップ高。Mipoxやシンバイオ製薬が急伸。対して、東映アニメは通期営業利益予想を上方修正したが減益見通しを覆すまでには至らず下落。マザーズ指数は5日ぶりに反発。FRONTEOとアイドマが大幅高。INCは超小型衛星打上げロケット開発企業と資本提携合意が注目されストップ高。一方で、グローバルウェイは2日連続ストップ安。
チャート上では、大きくギャップアップとなり、寄付きから25日移動平均線(2万8,905円)を上回り、一気に2万9,000円台を回復。明日以降、2万9,000円台の値固めが出来るか注目される。
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【急変貌たどる人気株 トップを直撃 三井松島HD 吉岡泰士社長に聞く】
日本証券新聞10月27日(水)紙面1面TOP記事掲載
「石炭の名門」からニッチ企業束ねる投資会社へ
「三井松島」の社名からは誰もが石炭の会社を連想するだろう。1913年の創業から100年以上も石炭の生産・販売を手掛けてきたが、近年ではM&Aを通じて新規分野に乗り出すなど、事業ポートフォリオの大転換を推進している。三井松島HD(1518)が今後どのようなビジネスモデルを構築していくのか、祖業である石炭事業との決別はあるのか、吉岡泰士社長(写真)に話を聞いた。
――脱石炭を掲げてM&Aを推進している。
「石炭で稼いだ資金を新規M&Aに振り向けて、脱石炭のポートフォリオ構築を可能な限り早める方針に揺るぎはない。石炭で利益が上がれば借り入れを増やさずに投資が可能なため、そういう意味で足元の石炭価格高騰には期待が持てる」
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今日の市況概況
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10月26日(火)☆[概況/大引け]
取引早々に付けた高値圏で保ち合い。日本郵政や海運、パナソニック、NTTが高く、キヤノンは下落
大引けの日経平均は505円高の2万9,106円、TOPIXは22ポイント高の2,018ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,685、値下がり銘柄数は398。出来高は11億4,196万株、売買代金は2兆5,741億円。
NYダウとS&P500の最高値更新を受けて、日経平均は取引開始早々に2万9,000円を回復したが、日本も決算発表が本格化するため、高値圏保ち合いとなった。
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