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IPO2021年12月2日

新規上場紹介 Green Earth Institute 12月24日 マザーズ バイオリファイナリー産業の成長に貢献

Green Earth Institute(9212)が12月24日、マザーズに新規上場する。

コリネ型細菌という微生物を活用した発酵技術(バイオプロセス)をコア技術とする技術開発型ベンチャー。自社で生産設備を保有せず、研究開発事業とライセンス・製品販売事業を展開している。

主な収益源は、開発段階における研究開発収入、商用化段階におけるアドバイザリー収入やライセンス一時金、ロイヤリティ収入、または製品販売収入など。研究開発事業がライセンス・製品販売事業へと成長することから、これらのビジネスモデルを総じて「バイオリファイナリー事業」としている。

バイオリファイナリーとは、石油を原料として生産されている化学品をバイオマス由来のものに転換、あるいはバイオマスから生産されている従来製品をより効率的な生産方法に代替するプラントや技術のこと。環境問題をめぐる潮流の中で、環境負荷の少ない循環型経済を実現する新産業として大きな期待が寄せられている。同社はバイオマスの中でも、食料や飼料と競合しない植物の茎や葉など(非可食バイオマス)を原料としている。

今年8月にはNEDO(産業技術総合開発機構)からバイオ生産システム開発事業を受託した。今後6年間で16製品以上の生産プロセスの開発を進め、スケールアップし、事業化まで持っていく予定。(SS)

概要

●事業内容=バイオリファイナリー技術を活用した、グリーン化学品の開発及び事業化
●本社=東京都文京区本郷7-3-1
●代表者=伊原智人代表取締役社長CEO
●設立=2011年9月
●上場前資本金=7億7,310万円
●発行済み株式数=1,006万3,000株(上場時)
●筆頭株主=UTEC2号投資事業有限責任組合(上場前17.88%)
●公募株式数=94万株
●売出株式数=290万200株(ほかにオーバーアロットメントで57万6,000株)
●仮条件=12月6日に決定
●ブックビル期間=12月 8日から14日まで
●引受証券=みずほ(主幹事)、大和、SBI、SMBC日興、ちばぎん

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2020.9 334 ▼113 ▼14.03
2021.9 502 ▼68 ▼8.67
2022.9(予) 842 ▼25 7.71
※単位100万円、1株利益は円、▼は赤字

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