ハイブリッドテクノロジーズ(4260)が12月23日、マザーズに新規上場する。

ビジネスとテクノロジーの側面から、顧客のDXを推進するソフトウエア開発を軸とする「ハイブリッド型サービス」を提供。日本法人である同社と、エンジニアを有するベトナム子会社など3社で構成されている。

IT人材が不足する日本では、ビジネスの変革や社内システムのアップデートが遅れがちなほか、コロナ禍におけるリモートワークへの対応も不可欠だ。このような環境下で同社はDX推進による業務の改革や新規事業の立ち上げを支援。顧客のサービス設計やシステム設計といった上流工程を担ったうえで、ベトナム子会社のエンジニアリソースと連携して、上流から下流工程まで一連のサービスを提供している。

プロジェクト全体の推進とビジネス機能要件を担う日本拠点と、設計・開発を担当するベトナム拠点それぞれに、日本人とベトナム人の人員をプロジェクトに参画させることでコミュニケーションロスを抑制し、開発スピードを加速させている。

主力のストックサービスは売上収益の約9割を占める。契約期間が1年の長期型と、3カ月程度の短期型があり、短期型でも契約期間長期型への変更を提案。いずれも顧客の情報システム部門を補完する立ち位置にあり、永続的なサービスで安定的な収益確保が期待できる。

2022年9月期業績は、売上収益22億2,500万円(前期比30.7%増)、営業利益は2億100万円(同80.1%増)を見込む。(NA)

●事業内容=日本とベトナムを融合させ、ビジネスとテクノロジーの側面から顧客のデジタルトランスフォーメーションを推進するためのソフトウエア開発を軸とする「ハイブリット型サービス」
●本社=東京都中央区新川2-22-1いちご新川ビル5F
●代表者=チャン バン ミン代表取締役社長
●設立=2016年4月
●上場前資本金=2億4,719万3,000円
●発行済み株式数=1,075万8,148株(上場時)
●筆頭株主=Soltec Investment Pte.Ltd(上場前42.66%)
●公募株式数=260万株
●売出株式数=6万8,700株(ほかにオーバーアロットメントで20万株)
●仮条件=12月3日に決定
●ブックビル期間=12月7日から13日まで
●引受証券=SBI(主幹事)、SMBC日興、みずほ、岡三、東海東京、岩井コスモ、水戸、極東、松井