大引けの日経平均は405円高の2万8,860円、TOPIXは12ポイント高の2,002ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,195、値下がり銘柄数は904。出来高は12億1,977万株、売買代金は3兆620億円。
SQを前に先物に買い戻しが入り、日経平均は続伸。
米国でアップルとフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が最高値を更新したため、東証では東京エレクトロンや村田製作、太陽誘電が高い。
なお、大和証券ではSOX指数の中身は半導体製造装置ではなく半導体設計製造が強く、川上ではなく川下分野なので、日本で言えば電子部品に近いと指摘。そのため、日本でも半導体製造装置から電子部品に乗り換えるべきと解説している。
その他、ファナックやオムロン、安川電機といった設備投資関連も上昇した。
関西スーパー(9919)は大阪高裁がオーケーの抗告を認め、争奪戦の舞台が最高裁に移るため急騰した。
一方、日本郵船や商船三井は利益確保の売りに押された。
政府が住宅ローン減税の控除率を下げる見通しで、三井不動産や野村不動産は売られた。
業種別上昇率上位は精密、その他製品、医薬品、サービス、電機で、下落率上位は不動産、海運、倉庫運輸、陸運、建設。(W)