TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 衆院予算委員会で自社株買い規制の質問が出て、岸田首相がガイドラインの可能性に言及したため、後場は下げ幅拡大
速報・市況2021年12月14日

☆[概況/大引け] 衆院予算委員会で自社株買い規制の質問が出て、岸田首相がガイドラインの可能性に言及したため、後場は下げ幅拡大

大引けの日経平均は207円安の2万8,432円、TOPIXは4ポイント安の1,973ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は766、値下がり銘柄数は1,317。出来高は9億8,594万株、売買代金は2兆3,251億円。
衆院予算委員会で、株価引き上げのために利益を自社株買いに充てる企業行動を規制する必要性に関する質問に対して、岸田首相が画一的に規制することには慎重な姿勢を見せたが、ガイドラインの可能性に言及したため、後場の日経平均は下げ幅を拡大した。
レーザーテックやファーストリテイリング、日立が売られた。
オックスフォード大学の研究者が、新型コロナウイルスのワクチンを2回接種しただけでは、オミクロン株に対する十分な中和抗体を誘導できないと明らかにしたことを受けて、日本航空とANAが売られた。
一方、トヨタが反発し、スタンレー電気(6923)はみずほ証券による投資判断引き上げで注目された。10~12月期以降、LEDヘッドランプの立ち上げ車種数の増加や自動車生産台数のボトムアウトにより業績は最悪期を脱し、徐々に成長軌道に回帰すると予想している。
HISは資金調達の進展が好感され、NTTやKDDIといった好配当利回り株が買われた。
業種別下落率上位は空運、サービス、陸運、鉱業、証券で、上昇率上位は保険、医薬品、電力ガス、輸送用機器、銀行。(W)

関連記事