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IPO2022年1月24日

新規上場紹介 エッジテクノロジー 2月17日 マザーズ フリーランス活用で多彩なAIニーズ対応

エッジテクノロジー(4268)が2月17日、マザーズに新規上場する。

AIアルゴリズムで顧客の課題を解決することで社会を貢献し、強みを持って進化(エッジ)し続けることを掲げている。そのために、AIソリューションサービスの提供、AI教育サービスの提供、AIプロダクトの開発・販売の3事業を展開している。

主力はAIソリューションサービスで、売上高の83.8%を占める。顧客の課題解決のため業務分析を行い、データ利活用により解決可能な課題を抽出。実証実験の結果を踏まえて、AIを実業務に組み込み、運用するところまでを一気通貫で行うサービス。社員である営業、コンサルタントとフリーランスが専門チームを編成して提供する。独自に構築したフリーランスのAI人材データサービス「BIGDATA NAVI」を活用。高度な専門知識が必要なAI領域はフリーランスが活躍しており、多種多様な顧客ニーズに対応できる。

強みとしては、①幅広い業界のリーダー企業との取引実績②多種多様なAIプロジェクトに対応できる柔軟性と迅速にチームを拡張できるスケーラビリティ③AI技術とドメイン知識を組み合わせて専門性の高いサービスを提供する専門性④サービスを長期利用するリカーリング顧客が収益基盤となる継続性⑤特定顧客に依存しない分散された顧客基盤、の5点が上げられる。

AI教育サービスはAIの仕事も紹介するプログラミングスクール「AIジョブカレ」を実施。個人の受講生のほか法人の研修にも利用され、述べ受講者は1,473人。仕事に直結する講座がテーマで、受講を完了した希望者はAI人材データベースに加わり、転職支援も行う。

AIプロダクトサービスは新規開拓営業をスピードアップするAI営業支援システム「GeAIne」(ジーン)を提供。送信先企業のリストをアップロードするだけで営業文書を対象企業の問い合わせフォームに一括で自動書き込みできるなどのサービスがある。利用社数は104社に上る。

2022年4月期の業績は売上高21億2,900万円(前期比45.2%増)、営業利益1億6,100万円(同4.3倍)を見込んでいる。(HS)

概要

●事業内容=AI実装の支援およびビッグデータ解析コンサルティング
●本社=東京都千代田区神田須田町1-32-7
●代表者=住本幸士代表取締役社長
●設立=2014年5月
●上場前資本金=777万円
●発行済み株式数=1,061万3,000株(上場時)
●筆頭株主=住本幸士(上場前93.56%)
●公募株式数=61万3,000株
●売出株式数=240万9,600株(このほかオーバーアロットメントで45万3,300株)
●仮条件=1月31日に決定
●ブックビル期間=2月1日から7日まで
●引受証券=SMBC日興(主幹事)、野村、SBI、楽天、いちよし、極東、松井

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2020.4 1,578 62 4.82
2021.4 1,466 35 2.39
2022.4(予) 2,129 159 10.87
※単位100万円、1株利益は円

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