2月1日（火）のマーケット 
1月31日の米国株式市場は大幅続伸。NYダウは序盤反落したが、シカゴ購買部協会景気指数が65.2と前月の改定値から0.9ポイント上昇し、市場予想の62.3程度を上回ったことが好感された。ボーイングはカタール航空が新型貨物輸送機「777X」を最大50機購入することで合意したことで買われた。コマース・プラットフォームのショッピファイやオンラインゲーム関連のロブロックスが高い。NYダウは406ドル（1.17％）高の35,131ドル。ナスダックは3％を超える大幅続伸。テスラとエヌビディア、AMDが買われ、ネットフリックスも反発。NASDAQ総合指数は前日比469ポイント(3.41％)高の14,239ポイント。S＆P500指数は前日比83ポイント(1.89％)高の4,515。
本日の東京市場は米株高を受けて大幅続伸でのスタート。SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数）が5.4％と急騰、ナスダック指数が3.4％の大幅上昇となっていたことで、半導体関連株を中心に買戻しが入り上げ幅を拡大。一時は408円高の2万7,410円まで上昇したが、時間外取引の米株先物の下落を受けて、上げ幅を縮めた。好決算を発表したレーザーテックは高寄りしたが、その後下落に転じ7％を超える大幅安となったことも警戒された。日経平均は前日までの2日間で831円の上昇となっていたことから、上値追いには慎重姿勢。大引けの日経平均は76円高の2万7,078円と3日続伸。売買代金は3兆4,082億円。TOPIXは0.1ポイント高の1,896ポイント。
新興市場も3日続伸だが、伸び悩み。JASDAQではアミタがストップ高となり、東映アニメが買われた。シンバイオ製薬は埼玉医大と共同臨床研究契約で上昇した。対して、日本テレホンや田中化研は反落した。マザーズ指数は一時800ポイントを回復したが、上値は抑えられた。フーバーブレインはＣＴＣと資本業務提携を発表しストップ高。アズームは好決算でストップ高。ＤＥＬＴＡ－Ｐは臨床試験結果が良好でストップ高。一方、ＧＥＩやアスカネット、日本電解は売られた。
チャート上では下値を切り上げるも上ヒゲの長い陰線。ボリンジャーバンドの－1σ（2万7,213円）で跳ね返された格好だが、相場のトレンド転換点を示すパラボリックが1月5日以来の陽転となった。
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注目記事 Pick up
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【企業変革の影にアクティビスト】
日本証券新聞2月2日（水）紙面1面TOP記事掲載
グリーンメーラー転じて“ガバナンスの旗手”に
1日の日経平均は今年初の3日続伸ながら、朝方の408.81円高の後は上値の重さが意識される展開。なかでひと際強さが目立ったのがセブン＆アイHD(3382)だ。傘下百貨店の「そごう・西武を売却する方向で最終調整に入った」との報道を受けて連日の高値。2015年8月最高値も払って初の6,000円乗せを果たした。
会社側は寄り前、「あらゆる可能性を排除せずに検討を行って」いることを認めた。1月27日付本紙既報の通り、米アクティビストのバリューアクトが26日に同社への公開状送付を発表。ほぼ同時期には米ファンドのアーティザン・パートナーズの要望も伝えられた。こうした株主サイドのプレッシャーが今回の企業再編表面化につながった可能性は高そうだ。
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今日の市況概況
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2月1日（火）☆[概況/大引け]
失速。塩野義やTDK、Jパワーは高いが、レーザーテックが売られ、東レは急落
大引けの日経平均は76円高の2万7,078円、TOPIXは0.1ポイント高の1,896ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は914、値下がり銘柄数は1,193。出来高は13億7,398万株、売買代金は3兆4,082億円。
前場は買われたが、半導体関連の一部下落を受け失速した。
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