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コラム2022年2月3日

【本日のマーケット】2月3日(木)

2月3(木)のマーケット                                                                   

2月2日の米国株式市場は4日続伸。ADP1月全米雇用報告で、民間部門雇用者数は30万1千人減と、市場予想の20万7千人増に反して減少した。新型コロナウイルスの感染再拡大による企業活動の混乱が影響。これを受けて、3Mやボーイングなどは売られたが、ユナイテッドヘルスやP&Gといったディフェンシブ株は買われた。グーグル持株会社のアルファベットが好決算と1株を20株にする株式分割発表で買われた影響で、他のハイテク株も買われた。NYダウは224ドル(0.63%)高の35,629ドル。ナスダックではアルファベットの他、AMDやクアルコム、ザイリンクスが高い。NASDAQ総合指数は前日比71ポイント(0.50%)高の14,417ポイント。S&P500指数は前日比42ポイント(0.94%)高の4,589。

本日の東京市場は、米国の取引終了後に発表されたメタ・プラットフォームズ(旧社名フェイスブック)の決算を受けて、反落でのスタート。売上高は336億7,100万ドル(前年同期比20%増)だったが、1~3月期の売上高見通しはアナリスト予想平均の約301億ドル(同15%増)を下回ったことで、時間外取引で2割超の急落となったことが警戒された。パンデミックによる需要前倒しの反動が出ていることや若年層向けでサービス競争が激化していることが要因と見られる。また、米国国防総省が、ウクライナ情勢の緊迫化を受け、東欧に3,000人規模の米軍を数日中に派兵すると発表したことも不安視された。前日まで4日間で1,363円の反発を演じていたことで反動安となった。大引けの日経平均は292円安の2万7,241円と5日ぶりに反落。売買代金は3兆3,546億円。TOPIXは16ポイント安の1,919ポイント。

新興市場も反落。JASDAQではアミタや田中化研、フルヤ金属が売られた。対して、ウエストHDはJERAと提携を発表しストップ高となった。ニッポン高度紙はいちよし経済研によるレーティングの引き上げが好感された。マザーズ指数は4%超の下落。アスカネットやメルカリ、JTOWER、メドレーが売られ、ヒュウガプライマが大幅安。こうした中で臨床試験結果良好のDELTA-Pは3日連続大幅高となった。

チャート上では上下にヒゲを伴う陰線。5日移動平均線(2万7,114円)をサポートとして推移。ボリンジャーバンドの-1σ(2万7,111円)も割り込まなかったことで、下値の底堅さも感じられる。

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商社一斉動意に“3つの背景”
日本証券新聞2月4日(金)紙面1面TOP記事掲載

丸紅15年ぶりの上場来高値 好決算買いだけじゃない

3日の日経平均は5日ぶりの反落(一時367.67円安)。4日間で1,363.30円高した反動が出たほか、時間外取引で米メタ・プラットフォームが2割安となったことも警戒感を呼び覚ました格好だ。

東証1部の昨年来高値銘柄数は19。0~1銘柄に落ち込んだ前週1月25~28日からは復調傾向にあるが、まだまだ低空飛行が続いている(今年最多は発会の63銘柄)。そうしたなかで、ひと際目立ったのが商社株。伊藤忠商事(8001)丸紅(8002)住友商事(8053)に、専門商社の神鋼商事(8075)も加えて4銘柄が名を連ねた。

特に、伊藤忠が連日の上場来高値(引けは反落)となる一方、3日は丸紅も2007年7月最高値を15年ぶりに払ってきた。住友商事も3年4カ月ぶりの高値水準にある。

足元での一斉動意の様相を示す商社株だが、その背景は何か。

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今日の市況概況
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2月3日(木)☆[概況/大引け]

反落。メタ・プラットフォームズの時間外取引急落と米軍による東欧諸国への派遣発表を警戒

大引けの日経平均は292円安の2万7,241円、TOPIXは16ポイント安の1,919ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は625、値下がり銘柄数は1,469。出来高は12億9,279万株、売買代金は3兆3,546億円。
米国のメタ・プラットフォームズ(旧社名フェイスブック)が、1~3月期売上高見通しの伸び率鈍化を示し、時間外取引で急落したことや、米国防総省が東欧諸国などに計3千人規模の米軍を独自に派遣すると発表したことが警戒され、東証は反落した。

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