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コラム2022年2月15日

【本日のマーケット】2月15日(火)

2月15(火)のマーケット                                                                   

2月14日の米国株式市場でNYダウは3日続落。ウクライナ情勢が緊迫化していることを受けて、軍事衝突のリスクが高まった。バークシャー・ハサウェイやシェブロン、ファイザーが売られた。NYダウは171ドル(0.49%)安の34,566ドル。ナスダックはもみ合いとなった。テスラとエヌビディアは上昇したが、モデルナは下落した。NASDAQ総合指数は前日比0.2ポイント(0.00%)安の13,790ポイント。S&P500指数は前日比85ポイント(1.90%)安の4,418。

本日の東京市場は反発スタート。取引開始前に発表された10~12月期実質GDPは前期比年率5.4%増で、市場予想の5.9%増を下回ったが、2四半期ぶりのプラスとなった。日経平均は125円高と、高寄りした後は伸び悩み。前引け時点では72円安となったが、値上がり銘柄の方が多い状況。後場からは下げ幅を拡大。米国務省がウクライナとの国境沿いのベラルーシでロシアが軍を集結させているとして、米国民にベラルーシから即時退避するよう呼び掛けたことが警戒された。先物にまとまった売りが出て、一時354円安の2万6,724円まで急落となった。引けにかけ戻したが、終値でも2万7,000円割れとなった。大引けの日経平均は214円安の2万6,865円。売買代金は3兆589億円。TOPIXは15ポイント安の1,914ポイント。

新興市場も共に続落。JASDAQではフェローテックやシンバイオ製薬、SEMITECが売られた。対して、化粧品のアルマードは配当実施と自社株買いを発表しストップ高となった。マザーズでは直近新規公開株のライトワークスが大幅安となり、FRONTEOは通期予想を据え置いたことで下げがきつい。そのほか、ミンカブやリファインバースが大きく売られた。一方、メドレーは好決算で買われた

チャート上では下ヒゲを伴う陰線。終値でも2万7,000円を割り込み、上値の重さが感じられる。

ウクライナの国境付近で演習を行っていたロシアの軍隊が基地に帰還を始めたとの報道を受け、ナイトセッションの日経先物が急騰。2万7,200円台での推移となっている。

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不動産株、出遅れ返上の機
日本証券新聞2月16日(水)紙面1面TOP記事掲載

インフレなんて怖くない 実質資産価値の半値以下もぞろぞろ

15日の日経平均の戻りも寄り後の125.61円高まで。時間外の米国株先物横にらみの神経質な展開で、再び2万7,000円を割り込んだ。14日の米国市場では金融当局者のタカ派発言が話題を呼んだように、世界で広がるインフレ懸念が相場の重しとなっている。ソチ冬季五輪の際と同様、北京五輪終了直後にロシア武力介入があるとすれば週末20日。ウクライナ危機→原油・小麦高騰の径路でもインフレへの警戒が広がる。

これまで鉱業、非鉄、商社など資源関連に高値が相次いだ背景だが、一連の銘柄もさすがに、総じて一服商状となった。業種別指数では、(前日急落の反動の)ゴム製品以外では、小売や食品、水産、陸運など内需ディフェンシブ系が上昇率上位を占めている。

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今日の市況概況
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2月15日(火)☆[概況/大引け]

ベラルーシの米国民に即時退去呼び掛けで、後場は下げ幅拡大

大引けの日経平均は214円安の2万6,865円、TOPIXは15ポイント安の1,914ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は872、値下がり銘柄数は1,223。出来高は13億4,390万株、売買代金は3兆589億円。
米国務省がウクライナに隣接するベラルーシの米国民に即時退去を求めたため後場の日経平均は下げ幅を拡大した。

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