大引けの日経平均は478円安の2万5,970円、TOPIXは23ポイント安の1,857ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は824、値下がり銘柄数は1,294。出来高は15億9,412万株、売買代金は3兆6,281億円。
前場はロシアによるウクライナ侵攻が間近との見方で一時326円安となったが、後場はウクライナに対するミサイル攻撃が始まったと報じられ、673円安の2万5,775円まで売られた。
レーザーテックやソフトバンクグループ、ファナックが売られ、三菱商事や三井物産などの商社も安く、日本航空とANA、オープンドアやエアトリといった旅行関連が大幅安となった。
ロシアに対する欧米の経済措置の報復で、ロシアが欧州に対して原油や天然ガスの禁輸措置を取るという観測から石油関連のINPEXが買われた。
加えて、チタンは軽くて強く、錆びないために航空機のジェットエンジンや部品に使われているが、その他の用途も含めて、ロシアのVSMPO－アビスマが世界の総需要の25パーセントを供給しているため、ロシアが報復措置として輸出削減を行うのではないかという見方から、大阪チタニウム(5726)と東邦チタニウムが急騰した。
KADOKAWAの子会社とバンダイナムコが共同開発した新作アクションRPG「Elden Ring(エルデンリング)」が25日に発売されるが、投資家と消費者からよく見られている海外のレビュー集積サイト「Metacritic」のメタスコアで97点という非常に高い得点を記録したため、期待感が高まり、共に物色された。
業種別下落率上位は空運、ゴム、ガラス土石、ノンバンク、卸売で、上昇は鉱業、石油、電力ガス、海運、サービス。(W)