TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 米国のロシア制裁措置が厳しくなかったため米国株に続き日本株も反発。金融と資源関連は下落
速報・市況2022年2月25日

☆[概況/大引け] 米国のロシア制裁措置が厳しくなかったため米国株に続き日本株も反発。金融と資源関連は下落

大引けの日経平均は505円高の2万6,476円、TOPIXは18ポイント高の1,876ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,325、値下がり銘柄数は780。出来高は13億3,899万株、売買代金は3兆1,752億円。
ロシアがウクライナを侵攻したことに対して、米国のバイデン大統領はロシアへの経済制裁を発表したが、エネルギー関連の全面禁輸やロシア金融機関の国際銀行間決済ネットワークSWIFTからの除外といった措置は盛り込まれなかった。
これにより、世界経済の混乱は抑制されるという見方から米国株が反発し、日本株も切り返した。
ただ、SMBC日興証券では、米国は欧州でロシアとの取引が多い国に配慮したが、対イラン制裁のように、米国で対ロシア制裁法が成立すると、最終的に国際銀行間決済ネットワークからロシアの銀行は排除される可能性が高いと予想している。
東証ではレーザーテックや海運、ソフトバンクグループが買われ、三菱商事(8058)も反発。その他、オープンドアやエアトリなどの旅行関連が大幅高となった。
エムスリーは増配を好感。
一方、米国長期金利低下を受け、メガバンクや生損保は売られた。
米国が石油備蓄の再放出に前向きなことからINPEXが下落し、資源関連の住友鉱山も安い。
業種別上昇率上位は海運、電機、空運、機械、卸売で、下落率上位は鉱業、保険、銀行、電力ガス、石油。(W)

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