TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 終盤下落に転じ4日続落。独政府が原発稼働延長案却下で電力株が安い
速報・市況2022年3月9日

☆[概況/大引け] 終盤下落に転じ4日続落。独政府が原発稼働延長案却下で電力株が安い

大引けの日経平均は73円安の2万4,717円、TOPIXは0.9ポイント安の1,758ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は886、値下がり銘柄数は1,209。出来高は15億510万株、売買代金は3兆2,731億円。
米国がロシア産原油の禁輸を発表したことを受けて、前場の東京株式市場は悪材料出尽くし感から反発したが、後場は伸び悩み、終盤は下落に転じ、4日続落で取引を終えた。
海運株は反発した場面もあったが続落となり、原油高で収益が圧迫される東京電力(9501)を始めとした電力株が安い。ドイツ政府が、ロシアへのガス依存を減らすために浮上した原子力発電所の稼働延長案を却下したことも日本の電力株の足を引っ張った。
UTグループは業績下方修正で大幅安。日本電産が昨年来安値を更新した。
一方、ソフトバンクグループとトヨタは反発。
インフレ警戒で米国長期金利上昇し利ザヤ改善期待で三菱UFJは高い。
富士通は3千人以上の早期退職を発表し、来期の人件費削減効果が期待され上昇した。
スノーピークは食品会社を設立することで大幅続伸となった。
業種別下落率上位は電力ガス、海運、精密、医薬品、サービスで、上昇率上位はゴム、空運、銀行、ノンバンク、輸送用機器。(W)

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