TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 反発。川崎汽船や自動車、重工業が買われた。イビデンはモルガンが2段階格下げで下落
速報・市況2022年6月1日

☆[概況/大引け] 反発。川崎汽船や自動車、重工業が買われた。イビデンはモルガンが2段階格下げで下落

大引けの日経平均は178円高の2万7,457円、TOPIXは25ポイント高の1,938ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,547、下落銘柄数は258。出来高は12億2,885万株、売買代金は2兆8,971億円。
前日の米国株は反落したが、セールスフォースが業績予想を上方修正したことで時間外取引で上昇したため、日経平均は反発した。
川崎汽船が反発し、トヨタはJPモルガンが投資判断を引き上げたことで買われた。原材料高影響は、レクサスや北米市場での価格是正と原価低減でほぼ吸収可能と考えられ、円安効果も含めて、最高益更新が続くと予想している。
その他、日産やホンダ、SUBARUも高い。
三菱重工が買われ、IHI(7013)は野村証券による目標株価を引き上げで注目された。各国の渡航規制の緩和などを踏まえ、今後の航空旅客需要の回復を見込み、IHIの航空エンジンの売上見通しを引き上げ予想を上方修正したことが理由。
菱洋エレクトロは好決算で急騰し、ACCESSは自社株買い発表で高い。
JA全農の肥料価格引き上げで、日本農薬やOATアグリオが買われた。
一方、レーザーテックとソフトバンクGは売られた。
イビデンはモルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を「Overweight」→「Underweight」に引き下げたことで売られた。パソコン需要の減少、米国主要顧客のサーバ用CPUの新製品量産出荷の後ろ倒しリスクが高まったことなどから、今期のFCパッケージの売上高は前年度並みに留まり、営業利益は減価償却費などの増加により減益になると予想している。

業種別上昇率上位は輸送用機器、水産農林、海運、繊維、機械で、下落は鉱業、医薬品、精密、サービス、鉄鋼。(W)

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