いよいよ梅雨本番、そして夏を迎えるこの時期にごそっと買い替えるのが化粧品。各メーカーから夏用のスキンケア、化粧品が発売され、どのブランドの、どの商品を購入すべきか友人たちと情報収集にいそしんでいます。

そんな中で話題となっているのが、資生堂(4911・P)の厳選された現役美容部員46名が社員インフルエンサーとして一斉に開設したSNS(交流サイト)アカウントです。「資生堂ビューティーコンサルタント(BC)」と検索すると、資生堂美容部員のアカウントがずらりと並び、写真の撮影から文章のクリエイティブまでそれぞれの自主性に任せているとの言葉通り投稿内容も個性豊か。「メンズメイクのやり方」から「梅雨に負けないベースメイク」まで、今自分が欲しい情報を見つけることができます。また肌質や肌悩みの似たBCを見つけ、動画配信でのメイク実践を参考にしたり、コメントやDMでコミュニケーションをとりながら商品情報を得たりと、コロナ禍における商品購入時の頼もしい情報源となっています。

商品やブランドのことを熟知している社員をインフルエンサーとすることで、より説得力のある情報を低コストで発信できると、近年社員インフルエンサーを育成、導入する企業が増加。オンライン接客で月1億円近くの売り上げを上げるカリスマ社員が現れる中で、今回の資生堂ビューティーコンサルタントSNSはブランドアイテムの周知を広げるとともにファンを獲得、売り上げへと寄与することができるのか、注目しています。