関東は過去最速で梅雨が明け、6月だというのに連日真夏日・猛暑日が続いています。暑くなると食べたくなるのが冷やし中華。飲食店になかなか「冷やし中華始めました」のチラシが掲げられないので、もっぱらコンビニで購入しているのですが、先日まさかの冷凍食品売り場で冷やし中華に出会いました。

ニチレイフーズ(ニチレイ、2871・P)のレンジ調理食品「冷やし中華」。一瞬、レンジで冷やし中華とは…と混乱したのですが、氷がマイクロ波の影響を受けにくいという特性を活用した独自技術を開発したとのことで、パッケージには「レンジで冷たく仕上がる驚き」としっかりと書かれてありました。

作り方はとても簡単で、凍っためんと氷がゴロゴロ入ったトレイをラップをかけずに600ワットで2分50秒温め、タレを入れてめんをほぐし、一緒に温めた具材を盛り付けるだけ。まず自社工場で打ちたてのめんを急速凍結したという、まるで生めんのような、つるつると喉越しのよいめんの食感に驚かされ、次に自社製造のジューシーな煮豚と錦糸卵、刻みオクラ、紅生姜、3種類の酢を使用した特製醤油だれの完成度に驚かされ、何よりレンジできちんと美味しい冷やし中華が完成されたことに衝撃を覚えました。

単身や共働き世帯に加え、シニア層など新しい層の個食需要を受け、山形工場に40億円を投じて個食対応型の冷凍食品ラインを新設し、その第一弾商品として満を持して発売された今回の冷やし中華。3月の発売後計画比120%と好調に推移してきた同商品は夏本番を迎え、どれだけの売り上げを見せるのか注目しています。