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コラム2022年7月4日

【本日のマーケット】7月4日(月)

7月4(月)のマーケット                                                                   

7月1日の米国株式市場は反発。6月のISM製造業景況指数が53.0と5月の56.1から低下し、市場予想の54.9も下回ったため、NYダウは一時287ドル安となった。だが、長期金利が低下したため、高PER銘柄のハイテク株が買われ、指数も上昇した。月曜日が独立記念日の祝日で3連休となるため、ポジション整理の買い戻しも入った。NY証券取引所ではロブロックスやスノーフレーク、セールフォースなどのハイテク株が買われた。リビアの国営石油会社が政情不安で国内の複数の施設からの積み出しの停止を認める不可抗力条項を発動したと伝わり、ノルウェーでは油田でストライキが実施される予定と報じられたため、NY原油先物は反発し、エクソンモービルなどの石油株も上昇した。百貨店のコールズはフランチャイズグループに身売りしないと発表したため急落した。NYダウは前日比321ドル(1.05%)高の31,097ドル。ナスダックは5日ぶりに反発。テスラやアップル、アマゾンは買われたが、半導体メーカーのマイクロンテクノロジーの6~8月期見通しがアナリスト予想に届かなかったことで売られたため、エヌビディアとAMDも売られた。NASDAQ総合指数は前日比99ポイント(0.90%)高の11,127ポイント。S&P500指数は前日比39ポイント(1.06%)高の3,825。

日経平均は4日ぶりに反発。プライム市場では、猛暑とサハリン2接収問題で原発再稼働思惑から東電が年初来高値。原発メンテナンスの東京エネシスも大幅高。先週末の急落で権益喪失リスクの織り込みが進んだという見方から三菱商事と三井物産は反発。ニトリは第1四半期2ケタ減益だったが足元の既存店売上好調で上昇。中小型株物色でラクスやメドピアが高い。大規模通信障害でKDDIは売られ、Wスコープは利食い売り。増収率の伸び鈍化で三越伊勢丹が下落。

スタンダード市場では、ワークマンは6月既存店好調で年初来高値。9月末に1対3の株式分割を実施するコーアツ工業は5日連続ストップ高。原発関連の助川電気も急騰。桂川電機がストップ高。シンワワイズは手じまい売りでストップ安。DLEやガーラ、サイバーステップが下落。

グロース市場では、sMedioは台湾企業と資本業務提携を発表しストップ高。霞ヶ関キャピタルは自社株買いの発表で買われ、メドレックスは特許査定を受けたことが好感された。一方、ANYCOLORは人気Vチューバーの契約解消で売られた。EDPとM&A総研が安い。

チャート上では、上下にヒゲを伴う実体線の短い陽線。2万6,000円を回復したが、上値の重さを感じさせる。

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注目記事 Pick up
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年末3万4,500円が視野に 東海東京・平川氏 強気の分析
日本証券新聞7月5日(火)紙面1面TOP記事掲載

日本株、5つの潮流変化で大逆襲

世界的なインフレ、利上げ、ロシアのウクライナ侵攻など上期は厳しかったが、下期の日本株は大逆襲。東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジスト(写真)はこのほど開かれたメディア向け勉強会で、年末の日経平均株価の目標は3万4,500円との強気予測を披露した。

米国は既にリセッション入りの可能性が高いとみるものの、過去と比べると軽く済む見通し。消費者の中心となる40歳人口が2030年に向けて増えるため、需要が根強く、実質金利は相変わらずマイナスであり、深刻な景気後退が起こるとは考えにくい。金融機関、事業会社ともバランスシートは良好で、平川氏は「ITバブル崩壊やリーマン・ショックの時とは違う」という。

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今日の市況概況
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7月4日(月)☆[概況/大引け]

反発。原発関連が買われ、サハリン2関連も反発。ニトリが上昇。KDDIとWスコープ、百貨店は下落

大引けの日経平均は218円高の2万6,153円、TOPIXは24ポイント高の1,869ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,515、下落銘柄数は287。出来高は10億9,779万株、売買代金は2兆4,396億円。
日経平均は4日ぶりに反発した。

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