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コラム2016年6月17日

☆竹中三佳の株Catch one’s eye Part.142 家庭用ゲーム10月「VR」本格始動

日本時間の15日、米ロサンゼルスで世界最大級のゲーム見本市「E3」が開幕され、SONYのバーチャルリアリティ(VR)対応ゲーム機「PlayStation VR(PSVR)」の発売日などが発表されました。

私は小学生の頃に「FINAL FANTASY(FF)」シリーズと「ドラゴンクエスト(DQ)」シリーズに出会い、以降は両新作ゲームをプレイするべく、対応ハードがバージョンアップする度にお年玉やお小遣いを一生懸命貯めて、買いかえていました。しかしながら数年前、オンラインゲーム形式になったと同時に「一つの時代が終わった」と、コントローラーを置きました。

こうしてずいぶんとゲームからは離れていたのですが、今回、新作「FF XV」がPSVRに対応すると聞き、つい心を動かされてしまいました。

これまでもハードの進化と共に、映像の美しさやリアリティは常に進化してきましたが、そこにVRが加わり、360度どこを見てもゲームの世界が映し出されるとなると、その臨場感たるや、想像するだけでわくわくしてしまいます。

PSVR自体も4万8,578円(税込)となかなかのお値段な上に、PS2で止まっている私は、新たにPS4とPSカメラなど付属品も必要となってくるのですが、再びコントローラーを握るとしたら今なのではないか…とお財布との相談を始めてしまいました。

19年前に、スーパーファミコンからPSへとハードを移し、ドット絵から初めてポリゴン3Dとなった「FFⅦ」をプレイした時の衝撃と感動は凄まじく、そんな「FFⅦ」は総出荷本数980万本とシリーズ最高を記録しました。今回のPSVRの発売はハード、ソフト共に伝説を残すヒット商品が生まれる、そんな新しいゲームの時代を創生するのではないかと、熱く注目しています。

【編集記者Yのコメント】
ソニー(6758)は先月、2017年3月期の営業利益が前期比2%増になるとの業績見通しを発表。トヨタなど主要製造業が減益を見込んでいたこともあり、株価が急伸した経緯があります。ただ、足元では全体相場が軟調なこともあり、PSVR効果は確認されていません。とはいえVRは、まずはゲーム領域から世界中で一気に普及することが期待されています。例えばグリー(3632)モブキャスト(3664・東マ)コロプラ(3668)gumi(3903)など、自らVRコンテンツを手掛けつつ、VR関連ベンチャーに投資をしている銘柄に注目するのもおもしろいかもしれません。

[本紙6月20日付14面]

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