刊行50年 兜町の超ロングセラーとして、お馴染みの本書。
この本のルーツとなる 江戸時代の天才相場師の本間宗久の「本間宗久翁秘録」をもとに、相場の変化を具体的な罫線論として解説しております。
あの一目山人翁も絶賛した本書─ 「相場変動の神髄をつかんでいる」(昭和44年『一目均衡表』)
今回は令和改訂版(第7次改訂版)として15年ぶりに刷新、その極意の一部を現代の相場環境に照らし合わせて、本書にてご紹介致します。
日本証券新聞は日本最古の証券・金融専門紙として創刊以来80年を迎えます。日本相場道の優れた経験則の集大成は、投資をする際には必ず役に立つ知識となります。証券市場における知的遺産を是非ご活用ください。
【書籍概要】
◆ 発行元 株式会社 日本証券新聞社 ◆ 体 裁 B6判/約211ページ
◆ 定 価 1,886円(税込)※別途 送料528円(税込) ◆ 発 売 2019年12月
【令和改訂版 主な特徴】
1)前回・第6次改訂版まで触れられていなかったリーマンショック以降の相場状況を踏まえて、一部、加筆を致しました。
2)本間宗久が説いた「運びの相場」(トレンドのある相場)と、「通ひの相場」(もちあい相場)。前者と後者とでは「黒百(こくびゃく)の違い」があるとも強 調しております。それについて、個別銘柄の解説記事でとりあげました。
3)個別銘柄では新たに現在のマーケットの主軸銘柄であるソニー、ファーストリテイリング、それにダイナミックな株価習性のあるサンデンを加えました。
4)本間宗久は天才的な相場師ではありましたが、完全無欠のスーパーマンではありませんでした。自身が相場で失敗し、苦渋をなめた経験があるからこそ、人を誘い込む相場の陰影や恐ろしさに対しては極めて敏感だったと考えられます。その背景を踏まえて、一部、伝記部分も編集致しました。
5)「酒田五法は風林火山」のベースとなった箕山道人の著書(1950年刊)の中身を詳述しております。見事に的中した69年前の道人の大勢観についても今回、はじめて紹介しております。国会図書館等で詳細に分析した結果を反映させており、明るみに出るのは原典以外では本邦初になります。
【収録項目】
第一章 相場と本間宗久
◎相場への〝無防備〞に警鐘
◎相場の名人・本間宗久
第二章 酒田五法は風林火山―相場ケイ線道の極意
◎攻防の分岐点と急所
◎寄り切り線は酒田の生命
◎天底暗示の〝抱き〞など
◎〝本場寄一〞は物の始めなり
◎三羽烏、三手打ちなど
◎こわい首つり、はらみ寄せ
◎〝酒田五法〞は風林火山
◎指し値はチャンスを逸する
他
第三章 実践編
●武田薬品工業(4502)
●横河電機(6841)
……
●ソニー(6758)
●ファーストリテイリング(9983)
●サンデン(6444)
全51銘柄解説
補章 「証券売買の秘宝」と箕山道人
戦後相場の大底3カ月前の読み
むすび 相場は生きもの
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