紫外線が強くなるこの季節は、美容に疎い私でもプラスアルファのスキンケアを心掛けています。そんな時友人から「お薦めの一品」としてプレゼントされたのが「B.C.A.D.リフトラップマスク」というシートマスク型のパックでした。

美容液たっぷりの立体的シートマスクには、フェースラインを持ち上げるように貼る「リフトアップウィング」がついていて、顔全体にピタリと密着。フィット感抜群で自由に動けるので、お皿を洗ったり本を読んだりの「ながらパック」であっという間の15分。もちもちとした使用感と使い捨ての手軽さが気に入り、早速購入しようと調べてみると、なんとミドリムシ(学名:ユーグレナ)という微細藻類を研究開発しているユーグレナ(2931)の商品でした。

ミドリムシから抽出したエキス「リジューナTM」を配合したエイジングケア化粧品は昨年3月の発売ですが、今年3月にオリジナル.トリートメントコース(ANAインターコンチネンタル石垣リゾート)がスタート、4月に三越日本橋本店に「ユーグレナショップ」がオープンなど、多方面に展開しているようです。

ユーグレナは5月13日、2015年9月期上半期の決算を公表。連結経常利益は前年同期比6.2倍の3億1,100万円と急伸。通期予想を売り上げ、利益共に上方修正し、経常3億8,400万円(前期比50%増)と3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなりました。

主力のヘルスケア事業の拡大のほか、次世代のバイオエネルギーにも注力。いすゞ(7202)と共同の「DeuSEL(R)プロジェクト」によりミドリムシでバスを走らせるなど、可能性を具現化していくユーグレナ。もっちりパックでお肌をケアしながら、「ミドリムシがもたらす未来」に期待を寄せています。

【編集委員Zのコメント】
ユーグレナの株価は2,000円近辺で約3カ月のもちあい商状となっています。売り残と買い残が300万株台で拮抗(きっこう)する信用倍率1.1倍の好取組銘柄でもあり、そろそろ動きだしそうです。


[本紙5月25日付1面]